強竜ドラゴンズのうそこき

球団創立７０周年、５１年ぶりの日本一奪回だ！　といっていたのが、なんと交流戦に入ったとたんに、負けが込んできて、あれよあれよという間に阪神との差が1ゲーム。絶対に優勝するというとったんではないか。うそこき！　こんなことを書くと、私は尾張平野の真ん中に住んでいるから、村八分か闇夜に襲われるかも知れん。

本日のウソは「強竜ドラゴン」、これである。はたして、竜をドラゴンと同一視していいのだろかと疑問を持った。

そこで『英和辞典』を調べると、dragonは竜として、大蛇のような胴体に鋭い爪の生えた足と翼を持つ伝説上の怪物。西洋では、竜は悪魔の化身と考えられていたが、東洋では水神様と崇められている。

『広辞苑』では、ドラゴンは西洋の神話で翼と爪を持ち、口から火を吐く想像上の動物で、爬虫類の形で表され、一般に暴力、悪の象徴とされ、泉や宝物、女性を守護するという伝説もある。東洋の竜にあたる。

この２冊を見る限り、ドラゴンと竜は同一視されている。爬虫類に猛獣の牛の耳やトラの足、それに猛禽類のタカの爪をくっつけて、ヘビの首を持つ地上最強の動物が竜であり、ドラゴンであることは共通している。

１９９５年１月、『ニュートン』を参考に、竜とドラゴンを分析してみる。

出生地は、　ドラゴンは西洋で、竜は東洋。

成り立ちは、どちらも川の氾濫と濁流が、田畑を荒らし、ひとや家を飲み込むのをドラゴンや竜のイメージとなり、その大河をいかに治めるかが、西洋と東洋の微妙な考え方に違いでした。

西洋は敵対視するが、東洋はそうでなかった。そして生まれたのが竜とドラゴンである。巨大で強力な怪獣が、ティグリス、ユーフラテス川の流域と中国の黄河で創造された。この川そのものがドラゴンや竜である。

初舞台は、ドラゴンはメソポタミヤのシュメール時代、紀元前３０００年。竜は、中国の殷の時代、紀元前１７００年～１１００年。

特殊技能、ドラゴンは翼を持ち、空を飛び、火を吐く。（お前はゴジラの先祖か）竜は、雲を呼んで天に昇るが、翼はない。神社で水を吐いている。

足と胴は、ドラゴンは２本の足はライオンの足で、タカの爪を持ち（トウガラシと違うよ）ワシの翼を持っている。竜は、４本の足はトラの足、牛の耳、鹿の角、ラクダの頭とヘビの首と腹、コイのうろこ、タカの爪を持っている。

体型は、ドラゴンは太めで恐竜に似ている。竜は胴長でヘビに似ている。

性格は、ドラゴンは、つねに人に嫌われ、英雄ヘラクレスや聖人ゼウスに退治される悪役的存在。竜は、一見獰猛そうに見えても、神々しさ、威厳に満ちて神格化されている。それが竜神様です。

この比較を見ると、ドラゴンと竜は全く別物で、ドラゴンが長い時間をかけて、中国で竜に変化していったとされる説もあるが、竜が中国で独自にうまれて変化していったという歴史もしっかりしている。

現在のドラゴンズのマスコットキャラクターに使われている「シャオロン」は、小さい竜のことで、シャオ（小）ロン（竜）という。Ｄをデザインして、尻尾が垂れないように釣り糸で引っ張っているそうだ。背番号が７７７で星野さんより７が一つ多く、パチンコの発祥の地らしいラッキーセブン。妹にパオロンがいる。パオ（宝）ロン（竜）はピンク色している。私は勝っているときだけの応援団で、失礼しました、気がつかなかった。兄に当たるのかドアラというのもいました。コアラに掛けたんでしょうね。

うそこきなんていって、ごめんね。身のほど知らずに、他流試合をなんか始めたばっかりに、巨人を奮い立たせ、中日が危ない。

まだ始まったばかり、今年も名古屋は元気。なんとしても頑張って欲しい。

勝った時だけの中日フアン（不安）