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2005年6月26日 (日)

昭和20年ごろ 幽霊屋敷の探検

yuureiyasiki 私は昭和21年、4歳の時にこの一宮に住み始めた。

戦後の被災の傷は大きく、近くには大きな西洋館の屋敷の焼け跡が無残に残っていた。

一宮は繊維業界が当時元気がよく、戦後復活日本一といわれ、建築ラッシュであった。(今は懐かしい話だが)

昭和20年の年末に大雪が降り、市役所から撮ったのか不明だが(方角からすると)その写真によると、一宮は北海道の雪原を見るようで何も写っていない。唯一この幽霊屋敷と、質屋の蔵と配水塔だけであった。

この屋敷跡には焼夷弾の不発弾があったり、レンガ造りの屋敷のガレキが山になっていた。かろうじて残っている建物の残骸の中は、いつも湿っぽくって、水が滴り落ち、「チャビ~ン、チャビ~ン」と雨水の滴る音が気持ちが悪かった。こんなところは子供たちの格好な遊び場であった。

こんな環境からヘビやトカゲも多く、我が家の庭にはたびたび出てきた。

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