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2005年7月17日 (日)

マンションから締め出された子供

暑い日でした。施餓鬼供養をしてジョギングを始めたのが、午後1時ごろでした。じっとしていても汗がにじみ出てくる。約1時間半ほど走ってから家の近くまできて、信号待ちをしていた。

少し離れたところに2~3歳の子供が2人遊んでいた。街路樹のツツジと背丈が同じくらいの子が、植木の切込みから道路に出たり入ったりしている。4車線の道路は頻繁に車の往来がある。見ておれないので子供に手が届くところまで近づいた。

子供に「お母さんはどこにいるの」と聞くと、「ユニーへ買い物に行った」という。「お家はどこと」聞くと、すぐ近くのマンションだという。そこへ行くと、外から鍵がかかって外部から入れないようになっている。

でもこの子達はどうやって出たんだろうか。最近のマンションのセキュリティーを知らない私ではどうしょうもない。

仕方がないので、警察に連絡をした。この子供が2人とも男の子で、元気がよく、道路に飛び出すのを防ごうとすると、面白がって隙を付いて道路に突進する。

育児からずいぶん離れていたから、子供の心理を忘れていた。自分の子供を育てる時に、ずいぶん周りのものに興味を持たせようと、虫や、消火栓や草や葉っぱやと総動員して子供に興味を持たせていた。そのこと思い出した。カナブンを2匹、ガを1匹、消火栓、プランターのトマトを相手に遊んだ。

歩いても来られるところから10分もかかってようやく警察が来た。ところが警察の顔を見たら大泣きを始めた。私はお役御免で逃げ出した。このとき警察が、私の住所氏名電話を聞いてから、「お礼は?」という。一瞬何のことか分からなかったが、この子の親からの礼をという意味と分かった。「子供の命が一番」といって帰ってきた。

警察から電話があったのが4時半、男親は野球の審判に、母親は買い物に約3時間出たきりで、警察も結局子供を署まで連行して保護と相成ったという。

さてこんなマンションってどんな構造かね? だれか教えて。

中から出られて子供が入られないような構造に住んでいるのなら、親の責任と思ったほうがいいのでは。道路に飛び出さなくても、窓から落ちるかも知れないよ。

子供を作る権利はあるが、育てる義務もあるよ、おかぁさん。

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