昭和20年代のおれ達の遊び カエルの学校
昨日中山道の妻籠宿へ町内の遠足の途中に立ち寄った。この地方はもう稲穂が出ていた。その稲穂上を赤とんぼが乱舞していた。
そこで一句、
妻籠宿赤とんぼと駆け比べ 鈍足ランナー
この尾張地方は稲穂は全く出ていなくて、全国でも一番遅い稲刈りをする。成長が遅いのでなく、田植えが遅いからです。
田んぼの中を覗くと、あれほどいたオタマジャクシはもういなくなっていて、カエルになって一人前にカエル泳ぎを習得して用水の中を泳いでいる。
このカエルを見ていて、ふと思い出した。田んぼでカエルを捕まえて、麦わらの茎をコイツのケツに差し込んで息を吹き込む。カエルの腹はどんどん膨らんきたら、川に返す。空気の入ったカエルは泳ぎもできず、ただひたすら手足をバタバタともがく。そのうちに空気は抜けて、慌てて水の中の潜り込む。これがおかしくって何度もやった。
まだひどいことをやった。カエルをたたきつけて殺して、足のほうから皮をむき、これに糸を付けて、ザリガニを釣った。 もちろんザリガニは食べたが、ほとんど味の記憶がない。
最近我が家のトイレをシャワートイレにした。どうも使い勝手が悪いのか座り方が悪いのか、体の中心線がずれているのか、本来使用すべきセンターに的中しない。そこで噴出口に調整するところがないか顔を突っ込んだ。
その突っ込んだ顔に突然水が噴出した。「ワッ! キタネ~ッ」と言いつつ慌ててのけぞった。水は指定された量を噴出すため、残りはナナナんと、2.4mの天井にあたり跳ね返ってきた。別にゆっくり考えれば汚くはない。ただの水道の水だからョ。でも、
「ゲッ! こんな勢いで我が直腸を直撃したら、破れてまうがねェ」
これは絶対に昔の行状の悪さが、カエルのたたりとなってわが身を襲ったに違いがない。カエル塚でも立てて供養をしたほうがいいのかもしれんがやァ南無阿弥陀仏ギャーロダャー明神さま。(ギャーロ=カエル、ダャー=大の尾張弁)
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コメント
お久しぶりです。
先日はわざわざお越し頂いたのに何のお構いも出来ず申し訳ありませんでした。
僕の年代ではカエルのお尻に息を吹き込むなんて事はしたことはありませんが、僕の父親はやったそうです。僕の父親は長野県白馬村の生まれで、今でこそリゾート地ですが、昔は山ばかりだったそうで、よくウサギや蛇、イノシシなどを捕って食べたそうです。極めつけは犬まで食べたそうで、特に赤犬が美味しいそうです。犬を食べるなんて信じられません。
だから昔の人は逞しいんでしょうね。
投稿: ヒデ | 2005年9月 1日 (木) 01時17分