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2005年9月30日 (金)

昭和20年代おれ達の遊び うつしえ

今日市内で、「TATOO]の看板を見た。ヒョットして刺青か? こんな近くで、しかも人ごみのする駅前の近いところで。こういうものはひっそりとした裏町とか、長屋の2階とかというところで、誰にも見られずやっているものだと思った。(これって、映画の見すぎで、私の偏見か?)

先日飛び込んだコンビニで、文房具のあるところに、今風の若者受けするタsakurafubiki トゥー(刺青)の代用品というか、腕に簡単に張り付ける、昔のうつしえ(移し絵)が売られていた。

後日談になるが、確認のためにもう一度そのコンビニに寄って、その商品を確認しようと思った。そうしたらもないという。その理由は、これは季節商品だからという。その意味を聞くと、これは肌を出している夏商品で、これから長袖になると売れなくなるからという。こんなのにも季節があるとは知らなんだ。

その昔といっても、昭和二、三十年のころ、従兄弟の家の階下で間借りしていた印刷屋が、この移し絵を印刷していた。これが欲しくてねェ、用もないのに出かけていった。一枚でも嬉しいのに、大量に量産されていくこの移し絵の束に、目が動かなくなった。印刷ミスでもいいから欲しかった。映画スターや漫画の主人公が私を見ている。

これを舌でねぶって、手の甲や腕、文房具に絵を張り付けた。

この移し絵というのは、明治末期といわれ、それまで手書きで描いていた陶磁器に絵を写し取る手法が生まれ、これが移し絵として子供等のおもちゃになったという。(HP tabiken.com 移し絵より)

これが昭和49年の厚生白書で「乳幼児が用いるおもちゃについて、口に接触などによる健康上の危害の発生を防止するため、衛生上の規格基準を定める作業が44年から進められていたが、47年8月、折り紙、移し絵など5品目について、ヒ素、カドミウム、鉛などの重金属、着色料などの関する規格基準を定めるが設定された。現在引き続き、おしゃぶり、はがためなど数品目について規格基準の整備を進めていくこと」としている。

これって今もインターネットで売られているよ。子供等の文房具を見ると、アンパンマンなんかが張り付いていると思うよ。

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