アメリカザリガニがいなくなった
以前ジャンボタニシのことを書いたが、そのとき気が付いたが、ザリガニがいないので、このことを調べようとこの一週間一宮郊外を走っていた。用水路や小川の中を覗いて走っていた。お百姓の方に会えば情報を聞いて走った。
私もシツコイなァ。
23日から25日の連休に走り回ってやっと、小川で親子がタモでザリガニを捕っているのに出会って付き合った。やっとバケツの中に5尾捕獲した。藻の下を丹念の探して、やっと捕獲した。木曽川に近い小川や、大きなきれいな川の支流の流れの緩やかなところにはいるが、農業用水路では、目で見るかぎり確認できなかった。タモをいれないと確認できなさそうである。昔はどこにでもいたあの真っ赤なアメリカザリガニは、もういない。これを私たちは「マッカーサー」と言っていた。
農薬が駆逐してしまったんだろうか。もしそうなら、その作物を私たちが頂いているということだが、それでいいのだろうか。
もうひとつ、先日書いたジャンボタニシは、農協の勧める薬では死なないという農家の話も聞いた。
私のエッセー集『鈍足ランナーの独りしゃべり』から、このアメリカザリガニのこと書いた「マッカーサー捕り」を挿入します。
さて、このザリガニにも寄生虫がいて、その名をウエステルマン肺吸虫(ハイキュウチュウ)・宮崎肺吸虫といい、モズクガニ、サワガニ、たまにイノシシの寄生している。これが人体に入ると、肺に虫のう(卵の袋)を作り、成熟することはまれで、幼虫移行期に腹腔を経由して、胸腔から肺実質に侵入し、気胸を起こし、胸膜炎のよる胸水肺留が認められることが多い。よく分からんので、よく分かる本から、このキュウチュウは、人の肺というのは居心地が悪く、幼虫のまま胸腔内を動き回り、肺胞が破れて気胸が起きたり、好酸球が増加し、胸水がたまったりして呼吸困難になる。(笑うカイチュウ・藤田紘一郎著)
なんや分っかれせん。気になる人は調べてみてちょう。
こいつは稲や水草、小動物をことごとく食い荒らす。東大の研究でブラックバスとザリガニの駆除で面白い結果が出ている。両者のいる池で、ブラックバスを駆除したら、水草がなくなった。要するにザリガニが天敵がいなくなったので水草を食べつくしたという。そこで両者を駆除したら、水草が繁殖したという。
ザリガニの肝臓の生食は、精力がつくというので食べたら、これにかかったという実例があるから、生食は遠慮したくなる。
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コメント
きんのおよー、NHKがおもしれー番組、やっとったなあ。見たあ、タガメの生態。あんなの子供のころ、よーおったけど、あれこそ見んぜ。
あのころはビンボーだったけど、アメリカザルガニとドービン(カラスガイ)だけはよー食わなんだ。ライギョも食わなんだ。その代わりイナゴはよー捕りに行かされた。ときどきなつかしく、イナゴを食べたくなるときがある。
子供のころは貧しく、何にもなかった。けど、自分の一番いい時代だったなあ。あの黄金時代にはもう帰れない。えっ、今度はシルバーだって?
投稿: 舟橋たけし | 2005年9月27日 (火) 17時10分