昭和20年代の俺たちの遊び 竹馬
小学校の校庭の脇をジョギングしていた。校庭がやけに賑やかなのでのぞいてみた。それぞれがいろんな遊びに興じている。その中で竹馬で遊んでいる子もいた。今のものは、竹を使っていなくて、金属製の棒に、プラスチックの足載せが付いている。
私たちのころはノコギリや縄を使って全部自分で作った。ふと、こんな遊びを思い出した。竹馬で片足飛びをやって、もう片方を肩に担いで「兵隊さん」。これでどこまで遠くまでいけるか、競った。
ケンパといって、地面にケンケンパができるように四角のマスを書き、これを竹馬でやった。
もうひとつ、ドンドン高くしていった。ひと節ごと上げていって、とうとう子供が股の下を潜るほど上げる。こうなると歩くたびに竹がしなうから、怖かった。
もっと怖かったのは、降りるときだ。この高さから前に倒しながら降りると、ずいぶん前のほうに投げ出される。このまま真下に降りるにも高さがある。仕方がないから、塀に寄りかかって昇り降りした。だから降りるたびに転んで擦り傷を作った。
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