キャノンデールにしびれた
子供がね、「あっ!すごいバイクだ。これオジサン、キャノンデールでしょう」と聞くから、「そうさアメリカ製の手作りの自転車さァ」と鼻をヒクヒクさせて言ってやった。
これを乗り回していると、同じキャノンデールを乗っている人から、「これいいですね、私も乗っています」という。同胞というか愛好者同士というか、何か連帯を感じるのか、よく声を掛けられる。
ジョギングしていると、当然のように知らないものどうしでも、「よっ!」とか
「こんにちは」という挨拶を交わす。ところがジョギングから自転車には挨拶を交わさない。これと同じで、自転車に乗ると自転車どうしは挨拶するが、ランナーには挨拶をしない。でも私はランナーの端くれ、両者にきちんと挨拶をする。
これは嬉しい、運動性快感というのかね、この同胞感覚が好きでしびれるんです。
ひとつ気になることが出てきた。同じしびれでも、小指がしびれてきた。私はね、神経管狭窄症というヘルニアで、立つ走るがとても辛いから、一時自転車に避難している。ところが指がしびれるということは、頚椎損傷かもしれないと、ひそかに悩んでいた。
整形に行く機会が多いから、そこで診察してもいいのだが、ヘルニアだけでも物入りなのに。そこへ持ってきて頚椎損傷でということになれば、ワシの屋台骨はガタガタになっているということになる。困った。
今日キャノンデールの前輪のショックアブソバーのダスターブーツ(ゴミが入らないようにしているゴムカバー)が直ぐにはずれるので、「ポパイ」という知人のバイクショップに相談に寄った。このことはプラスチックポンドで動かないようにしてもらって解決した。
そこで指がしびれる話をしたら、なんとモーターバイクや自転車に長く乗ると、指がしびれるということを聞いた。時には物が掴みにくいことがあるというではないか。
最近私は箸で物を挟むということがしにくい現象が出てきて、密かに悩んでいた。実のところ豆腐が箸で切れない。こんなこと家内に言えない。密かの握力をつけるスプリングを引っ張り出して、リハビリを始めた。ところが十分に握力はあるのである。どこかで私の体の中で異変が起きているのではと気にしていた。
この話を聞いたとたんに元気が出てきた。整形で余分な治療やレントゲンを撮らなくてよかった。こういう指導もして欲しいと思った。意外やこんなことでずいぶん悩んでいる人がいるんではなかろうか。
キャノンデールが悪いのではない。でもしびれているのだ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。


コメント