亀田のタイトル

格闘技とはもともと自己主張の強い競技である。プロレス、相撲、ボクシングは特に強い。だが相撲は競技規定で抑えられてはいる。ボクシングは相手の弱点を徹底的にたたくという格闘技で、プロレスはショーである。

だからと言うわけではないが、「亀田君」の日頃の生活態度はあまり褒められたものではない。私も見るもの嫌いであったが、家内なんかは毛嫌いしていた。これを亀田君が分かればいいが。でもニコニコしている「亀田君」は見たくはない。

さて先日の世界戦の審判の瞬間、彼の口を読んだ。最近ね、耳が 遠くなってきているから、人の口を読む訓練をしている。もし聞こえなくなったらという不安からだが。テレビでも音を小さくして、口を読む訓練をするんです。

亀田君の審判が出た瞬間、彼の口から「うそ～、勝った？」という言葉が出たように見えた。彼の性格からして、もしわずかな差で審査されるなら、勝ちをアピールしてリングを走り回るはず。あの親は、審査結果に食って掛かるはず。それがどうだったか。

後はテレビで知るところである。あなたはこれをどう感じるか。

私は亀田君が始めて負けて、悔しさを知り、そこからあの勢いで駆け上がっていって、不動の世界チャンピョンになることを期待していた。

この審判で、彼は暗い審判結果を背負っていかなければいかないと思うと、可愛そうな気がする。

試合後の今日、テレビの出演でも、あの勢いがないのは、どこかで誰が判定を捻じ曲げたからだと思う。「亀田君」もファンあっての君を忘れず、精進して欲しい。