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2006年9月12日 (火)

ランナーは地元の大会を手伝って恩を返そう

もう何年も前から私に手伝って欲しいという案内が来る。私に走って欲しいとは誰も言ってこないのは、正解だが。世間は私をよく見てる。

今手伝っているのが、「稲沢の陸上関係」だ。どういう分けか、15年ほど前に理事会の案内が来た。理事会って一度も参加したことが無いのに、と、当初はほっておいたが、あまりしつこく来るから一度参加したら逃げられなくなってしまった。以来市からの永年の功労を表彰され、県からも頂いたから、もう足かせをつけられたと同じだ。

「名古屋シティーマラソン」、この大会は、時間がきびしく、ハーフになると女性の参加がきびしい。それとあるとき突然にコースを単純な折り返しに変更された。これに抵抗したのが「名古屋弁護士会マラソンクラブ」であった。1993年、さっそく嘆願書を作り、署名を集めかけた。その年の暮れに一度嘆願書を提出して、翌年に私のところに嘆願書が回ってきた。私も時間ギリギリで走っていたから、身につまされて呼応した。

私は短期間に多く集める方法を考えた。それは、不幸の手紙と同じ「チェーンレター方式」を採った。我がクラブ名を嘆願書にコピーして、各クラブ員やクラブ代表者に、1枚はあなたが書いて下さい。もう1枚を2枚にして友人知人クラブ員に配布して下さい。これを直接「名弁」へ送付して下さいとした。これが実にうまく連鎖反応して、半月の間に、我がクラブ名の入った600を越える嘆願書が名弁の送付された。「短期間にとんでともない嘆願書を集めたクラブがある」と弁護士を驚かせ、これが原因で名弁から召喚状が届いた。以来この大会の裏方として13年間拘束されている。相手が弁護士では逃走できないからだ。

「いちのみやタワーパークマラソン」は、以前は市内を周回する大会であったが、交通事情から木曽川の河川敷に追い込まれた。地場産業の繊維に力があれば、こんな話は直ぐに抑えられるが、行政や警察をも抑えることができないほど地場産業が弱っていた。4500人の参加者が、河川敷で市民の応援がもらえない寂しい大会となり、3300人まで落ち込んだ。知人のスポーツ課から応援依頼が来たので、ランナーから見た大会を地元のランナーばかりか全国の友人ランナーの意見を聞いた。

河川敷なら河川敷のよさを逆手にとって、コースは自由、時間も自由、鳴り物音響も自由、仮装もできる。市当局もこんな横着な発想に積極的に取り組んで下さり、お蔭で5000人の参加者を得るまでになって、大会は大変身した。この大会にもどっぷりと浸かってしまった。

これらの大会を裏から見ると、運営は大変で、どの大会も赤字すれすれで運営されている。まずスポンサーが不況から手を引いてしまってから、いまなお寄付が得られないままでいる。金銭の提供が得られないが、物品は低金額でも企業名は参加者に伝わる。5万円の寄付では、あれだけの企業が5万円?というが、旅行券だと感覚が違ってくる。これなんですよね。事務局としては金が欲しいのに。

この三大会とも、ボランティアの日当は無いに等しい。因みに「いちのみやタワーパークマラソンは1000円、ブルゾンは毎年同じものを使う。名古屋シティーは0円でTシャツと弁当とブルゾン、稲沢は無料奉仕でブルゾンは毎年同じものを使う。台所の具合が分かりますねェ。だからこそ、こういう大Photo_63会を地元のランナーのボランティアで支えてやらなければいけないと思う。それも手弁当覚悟で。その変わりに地元外の大会を大いに楽しませてもらえばいいと思う。お互い様ということだ。

いかがですか、ランナー諸氏よ。お互いに支えあって楽しみ合える環境をつくろうではありませんか。大会が無くなってしまっては寂しいいでしょうが。小さな大会で我慢して開催しているところが多い。無くしてしまったら二度と開催はしなくなりますよ。ランナーよ立ち上がれ。

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