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2006年10月 1日 (日)

五条川の桜並木をたどって

ふと五条川をたどってどこまで行けるか、と思いついた。155号線から江南に入る。五条川には尾北自然歩道があり、桜がどこまでも並木になっている。田んぼの真ん中をウネウネと走る。川は澄んでい_013_2 て、川藻が小さな白い花を咲かせている。土手には彼岸花が所狭しと咲き誇っていた。ここはジョギングしてもいいしサイクリングでもいい。ただ売店は大口に大きなスーパーがあるだけだ。

風は秋の気配がする。上空はイワシ雲が静かに流れていく。川岸には所々に休憩所が設けてあり標識もきちんとしており、よく管理されている。この尾北自然歩道は岩倉から始まっているが、一番いい歩道は大口であった。大口は大きな企業が工場を持っているから、行政の力がはっきり出ていた。二番目は江南と岩倉である。一番悪いのは犬山で、地道になっていて草で覆われていたので自転車では無理であった。

以前ここを何度かジョギングで走り切ったことがあるが、今回はキャノンデールというマウンテンバイクで来た。この川の取り入れ口は入鹿池から始まっている。

大口から犬山に入ると地面に線を引いたように、ガラッと道が悪くな_015 った。犬山の文化会館の北側に、なんと桜が咲いていた。面白いことに、その下に彼岸花が咲いていた。同時に写真に入れようと苦労したが、彼岸花は一もとであったので写真判定に苦労する。_020

その先は地道になったので、入鹿池には行かず、方向を転換した。田んぼの向こうに、伊木山が見える。なるほど通称「寝釈迦山」と言われるほど姿形がよく似てい_023 る。犬山城下に入る。

ジョギングだとあまりウロウロすると疲れるので、いままで犬山をあまりよく見ていなかった。今回は裏道も随分走った。こういう時は自転車は融通がきくからいい。_027

犬山扶桑緑道を北風に向かって帰る。ここは木曽川を北に見て、景色のいいところだ。野鳥もたくさんいて探鳥の会がよく行われる。ここを地元の同好会の方々がよく管理をされていて、品のいい立て看板には山を案内したり花や木を説明している。歩道の南側には花を植え付けて咲かせている、気持ちのいいところである。だからいつ来ても多くの人が歩いている。

途中で竹ざおを持ったご老人に会った。手にビニール袋を持っていて、何か入っている。聞くとクルミだという。もうそんな季節なんだ。郊外を走ると街路樹のギンナンが落ちている。もう秋なんだと実感する。

今回はあまり力まずにゆっくり走ったので、家に帰ったら52kmも走っていた。

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