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2006年10月 5日 (木)

市内の孤島に住んでいる老人たち

一宮市の市内には大きなスーパーがない。子供が親元を離れて住んでいるケースが多くて、その親が老齢化している。我が町内は35世帯の小さな町内である。その中に4世軒が独居老人と多くなってきた。この老人たちの買い物に行く手立ては、徒歩で乳母車を押していく。一番近いのがユニーで片道1kmはある。あと名鉄までは1.5kmもある。

この町にはi(アイ)バスという市内巡回バスが運行されている。これは市の行政に関係ある所にしか止まらない。そこで市役所に提案をしたことがある。巡回を停留所でなくて、コースだけを決めて、手を上げたら止まるようにならないかというと、バスとして陸運局に申請してあるので、停留所以外の停車はできないという。

この老人達の困窮を何とかできないか。行政で市内にスーパーを誘致するとか。近くのタマコシが平和堂に身売りした。その跡地にス-パーを呼び込んでいるらしいが、駄目になったと聞いた。

そこで、ユニーに、買い物バスを運行したらどうかと提案したら、経費問題で渋っていた。いま大型スーパーが郊外へ進出して、市内は空洞化している。空洞化対策に大型店舗規制を始めたというが、もうすでに孤島が現実化している。老齢化は日に日に進んでいる。

最近、本町のアーケード商店街は、繊維の万年不況から、店を閉めるところが多くなって、空き家が増えてきた。ここを名古屋の大須のように若者に安く提供したらどうか。大須はものすごい客を集めている。

商店街も真剣に考えなくてはいかんと思う。ところが一宮の店主は、欲が深いのか、貸し店舗を高額にしてなかなか借りる人がいないのが現状であるらしい。_003_4

そんなところへ一宮市役所西庁舎南西に、最近、農家の人達が共同で「オリエンタルファームの野菜広場」という直営店を貸し店舗の中に開いた。嬉しいね。野菜が主体なので、できれば魚屋も肉屋も乾物屋も欲しいところだ。そうなるとスーパーに十分対抗できる、そうして欲しいとの願いを、責任者に話した。

なかなかの繁盛であった。期待しているよ。このシャッター通りに光を当てて欲しいね。そうなれば人が寄って来る.

ところがこの話しを書いている最中に、『豊橋鉄道は十月二日、豊橋市南西部の住宅街を走るバス路線「レイクタウン線」の一部区間で、バス停以外でも乗客が自由に乗り降りできる「フリー乗車」を本格的に始めた』とある。なんとチャンとできではないか。こういうことができないと思い込んでいる行政が、しっかり指導しなくては、市内の孤島に住んでいる老人たちを助ける手段がない。

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