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2006年12月20日 (水)

お大尽の横着を叱る

私の町内は35軒と小さく、3組に分けてある。来年度は組長と、年行司、大年行司が私の回りに来た。年行司とは春と秋、年末などの祭りの当番である。大年行司とは3組の年行司のまとめ役である。

私のそばにお大尽が住んでいる。十数年前までは、町費は倍頂いていたが、「なぜ倍なんですか」というから均等にした。今までは仕事が忙しかろうと、組長など仕事の多い役柄は、誰かが代わりをしてやったが、それ以降、誰も代わりをしなくなった。当番も順番できちんとすることにした。

組長が一番厄介で、毎月の広報の配布町費の徴収、神社の掃除の案内などがある。このお大尽は掃除すら出てこない。

私は何でもこなすから、2軒で相談して決めるようにと言い渡しておいた。そうなると組長は私になる。その2軒が路上で相談しているとき、私が通りかかった。運が悪かったのは、お大尽の奥方だ。私にお大尽が「なぜ年末のドンドコ(ドンド焼)をやるんですか」という。このドンドコは、年末年始に掛けて火を焚き続ける行事で、100年以上続いている小さな神社の伝統行事なのである。

これを止めたらどうかという。「そういうことはここで決める話でなく、Photo_143 町の総会に出席して言うべきだ」と言ってやった。お大尽は一度も総会にでてきていないからだ。「ご主人が市の伝統文化維持にご苦労されているからよくご存知のはずですが」と付け加えて、「今度は組長をやるべきです。お宅は一度もやっていないから、誰も代わりをする人はいないですよ」と叱りつけて、組長を承諾させてやった。

このお大尽は、市の伝統の祭りに、我が町から参加できるように、私が復活したが、参加していた10年間一度として酒1本祝儀一つ持ってきたことはない。それでいて、町の人に「困ったら相談に乗るから」と言っているらしい。単なるリップサービスだ。以来お大尽とはかかわりなく、祭りを運営して、毎年皆の祝儀と会費とで黒字を出していた。

この祭りも本家本元の神社に、伝統文化維持に熱意がなく、私たち町内も嫌気をさして止めてしまった。この神社の氏子総代にもこのお大尽がなっているから、頭をかしげる。

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