腰痛持ちの臨時植木職人
どうにもこうにも、植木が伸びすぎて見た目が悪い。もう正月が来るというのに。なんとかしなければと思いつつ今日まで来てしまった。
今年は腰痛で1月ごろから始まって、とうとう4月に入ると走ることはおろか、歩くことが難儀になってきた。箒なんかは、5分で猛烈な痛みを生じる。それでは座って草をむしるとどうかというと、それも痛みが出る。
今落葉に真っ盛りで、モクレン、ドウラン、ニシキ、一番激しいのは
樹齢100年は経っているモミジである。少し風が吹くと庭一面に落ち葉で色付く。きれと思うが風で流れて表通りにでも飛んでいけば、掃除の必要もないだろうが。塀に囲まれた庭で溜まる一方である。
なんとか熊手でかき込んで少しずつ片付けている。毎日ゴミ袋一杯出てくる。これが溜まる一方の札束ならいいのだが、と、ため息をついている。
そしてとうとう植木の剪定に掛かった。このごろ腰痛で梯子が怖いのであ
る。もし落ちて首を痛めようものなら一大事である。医者からくれぐれも首だけは痛めないようにという指導をもらっている。キチンと靴を履いて、梯子の留め金をロックさせて、安全を確認して梯子に取り付いた。いつもなら平気で登のだが、今日はヘッピリ腰である。
おっかなビックリ剪定して、腰抱えて降りたのは1時間後であった。一汗かいた。それが労働の汗なのか冷や汗なのかとにかく、さっぱりした庭を見ながら、ビ-ルを飲む。ところが今度は、はらはらとモミジが庭を色付かせていく。今朝掃いたばかりなのに。トホホである。
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