私と牛乳
私は昔は牛乳不耐症であった。飲むと直ぐに腹具合が悪くなった。あるホームページには「日本人はもともと牛乳不耐症の人が多いことで知られています。牛乳を飲むと下痢や便秘を起こしたりする人は牛乳不耐症です。牛乳を消化・分解するには、ラクターゼという乳糖分解酵素が必要なわけですが、日本人は遺伝的に、それが欠損している人の割合(79~95%)が、欧米人(アメリカ人の場合で14%、スウェーデン人で3%・・・秋田大学:島影彰夫氏の調べによる)に比べて高いのです」とあった。私は平均的な日本人であった。
それがいま全くない。毎日の朝食には、コップ1杯の牛乳と、ヨーグルトが出てくる。後はご飯と味噌汁、それも赤味噌である。納豆に生卵。以上が定番である。それ以上でもそれ以下でもない。
このヨーグルトは、姪っ子がどこからもらってきた「カスピ海ヨーグルト菌」である。非常に粘りがある。気になる方はここを検索してちょ。http://www.shop-fujicco.com/caspia/collaboration/index.html
あれほど牛乳不耐症であった私は、いま体質が変わったのだろうか、それとも反応が鈍くなったんだろうか。鈍くなったとしたら、そろそろ生前葬を考えなくてはと思うが。
飲む方法はこれにとどまらなかった。焼酎割りである。この焼酎はなんにでも合うから、飲み飽きることがない。
食べ物に混入させる方法がある。それは牛乳掛けご飯である。これは温かいご飯に冷えた牛乳を掛けると、適当に温かくなった牛乳がとても旨いのである。時々誰もいないときに、味噌汁にも投入する。これをみんなは目を背ける。ところがもう一つ新しい目を背けるものを見つけた。それはラーメンである。
昼は大体一人であるから、自転車で遠乗りしたときは外食するが、それ以外は自分で作る。といってもたいしたことはできない。先日、業務店用のラーメンのツユに生ラーメン、具に野菜を刻んで投入、仕上げに、私が作って保存してある、「摺りニンニクと粉末トウガラシの香辛料」を小さじ一杯入れた。これで出来上がりというときになって、やおら、なにを思ったか牛乳をコップ一杯混入した。これがまたよかったぜ。辛さ四川牛乳ラーメンの出来上がりである。
- 「ラーメンのツユ」は業務用専門店で、1,8リットルのペットポトルで1000円ぐらい売っている。長持ちするから1年ぐらいあった。手を抜くラーメン店はこれで売っているよ。
- 「摺りニンニクと粉末トウガラシ」は、韓国材料店で売っている。これを1:1で練り合わせて、保存しておくと何年でも持つ。ニンニクの臭みや、トウガラシの辛みなど緩和される。これをそのまま使ってもいいし、焼肉をする前にしょう油に溶かして好みに合わせて味付けして、肉をつけておく。これですとタレなしで食べられる。これを市販の焼肉のタレと混ぜ合わせても使える。私なんか味噌汁に入れる。刺身の辛みとしても使っている。私用のコチジャンである。
ランニング中に自販機で牛乳を飲むときと、アルコールを摂取すると きの世間の目が気になる。牛乳を飲むときは、自販機の前で胸を張って、車道の方をキッと見つめて堂々と、「僕健康してるもん」と宣言して飲む。ところがアルコール自販機の前ではなぜかしら、後ろめたさを感じてしまう。背を屈め、自販機に向かって、独りしゃべりをしながら、一気に飲む。早くここを立ち去りたいという、せかされた感じがするのは私だけか。
私の場合は、ジュースや牛乳などの自販機の前で飲んでいても、アルコールと世間は思っているらしい。今までの行いがよくなかった。行いを正すのに遅いということはないというが、私の場合は手遅れだ。
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