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2007年1月27日 (土)

はだか祭り早駆け 一時中止案内

毎年国府宮のはだか祭りに参加している。でも私のやっているのは、旧暦の1月13日、国府宮のはだか祭りの日に合わせて、「お祭り隊てんつく・はだか祭り早駆け」という個人のイベントをやっている。

これは一宮のスーパー銭湯に参加者を集めて、ここから国府宮神社まで往復10kmを、難追い笹を持って、裸で走るんである。難追い笹は5mほどの竹に、祈願を書いた布切れを結びつけ、これを神社に奉納する。

参加者は大半がランナーであるから、たいしたことはない。裸は寒いと思われるが、ランナーを見てご覧、真冬でもランニングパンツとランニングシャツである。裸男は10mのサラシを腹の巻きつけているから、寒くはない。途中酒を飲みながら威勢をつけながら走るから、ほどよい汗をかく。かえって見ている方が寒く感じるのではないか。

地元の新聞社やテレビ局が、このイベントがよほど気に入ったのか、毎年大きく報道してくださる。だから地元の人も実によく知っている。参道へ着くころには、参拝者から儺追布を裂いて欲しいと頼みに来る。

儺追布というのは、一年の厄除けの「儺追布」を神社で買って、これを裸男に裂いて貰って、半分を参拝者が一年のお守りにする。あとの半分を裸男が神社に奉納すると良いという風習があるからだ。

そして裸男に触ると厄除けになるというから、老若男女問わず触りに来る。この日ばかりは、裸男は神様扱いである。以前こんなことがあった。参道から老婆と孫娘がきた。「この子の母さんが病気なんです。この子に元気をやって下さい」と涙ながらに声を掛けられた。信仰心のない私は、難儀をしたことがある。

中には参拝者から、お賽銭を頂くこともある。「酒でも飲んでください」といって、フンドシに千円札を差し込んでくる。

本祭りが5時ごろに始まる。神男(全身の毛を剃り上げた、一糸もまとわない全裸)が、どこからか1万人の裸男の集団に飛び込んで行く。この神男を厄除けに触ろうと、ワッショイワッショイと轟音のような叫び声とともに、壮絶なもみ合いが始まる。裸男を誘導する水がドンドンかけられる。詳しくはこのアドレスを検索してみて下さい。http://www.konomiya.or.jp/saiten/hadakamaturi.html

裸男を誘導したいほうから、男達の腰をめがけて水をかける。掛けられた男は一瞬寒さで腰が引ける。その分集団が動く。あまり長いこと神男を集団の中に置いておくと命にかかわるからという。

私たちはこの本祭りが始まる3時間ほど前に参道に着く。この時間は裸男はほとんど居ないので、参拝者に大もてなんである。この時間を狙って行くのは、30人ほどの参加者は、地元ばかりでなく、静岡や京都など県外からも来るので、地理不案内な上に、相当飲んでいるから迷子になったら行方不明になるからだ。それに周りは全部裸で探しようがない。

難追い笹を奉納すると、万歳三唱をする。帰路はこの参道から、ヨーイドンといってから、一斉に5km先のスーパー銭湯まで走る。本格的なマラソン大会である。

でも今年は私の腰痛の手術で一時中止であるのが残念である。

今年の祭りは3月2日です。この日ぐらいに、頚椎ヘルニアの手術入院しなければならないだろう。手術日の予定が3月5日だから。来年はきっと「はだか祭り早駆け」を致します。待っててね。

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