飲み放題の飲食店の陰謀
私は年に何回か「飲み放題」の店をよく利用する。どうしても飲み会の幹事をすることが多くて、勘定の面倒を避けるためである。
大方の店は、飲み放題だけれど時間制限を設けている。例えば宴席に着いてから1時間半でラストオーダーとなる。飲み放題の宴会はを2時間で終了とされる。宴会にはこれくらいが丁度いい。
料金は料理の内容によってはいくらにもなる。私のやるのはいつも5000円ぐらいが、誰でも参加出来る料金だと思っている。
以前名古屋の有名な中華料理店で飲み放題をやったことがある。これはいけなかった。中華料理が全体がくどくって、酒まで飲み辛くなったことがある。ヒョットしてこれは店の策略だったとしたら、その時は大成功だが、2度とこの店には行かないだろうなァ。飲めない食べられない店ではねェ。
最近よく使う店も中華だがほどよい味で、大皿盛り付け方式で、酒もよく飲める。終わってからいつも考えるのだが、あそこは酒が相当に飲めたし、料理が余ったほど出てきたと、十分納得できた。ところが少し冷静になってみると、これも店の策略だったと気が付いた。
あなたはどこが策略だと思う?
まず店に入る。酒がドンドン出てくる。すきっ腹に勢いよく呑んでいると少し気分がよくなる。料理はというと少しずつ出てくるから、皆の手が一斉に伸びるからすぐに無くなる。
陰謀はもう始まっている。厨房では、料理を出すのをスローペースで行け!と指示が飛ぶ。酒はドンドン出せ。
これに気が付かずにドンドン飲んでボチボチ食べる。段々酔ってきて気分が高揚してくるともう料理の事なんか忘れかける。酒のラストオーダーに近くなると、料理が頻繁に出てくる。最後出す料理は、量があって値の張らない物を出す。
これだ!勘定する頃には相当に酔って、満足する。料理を見るとまだ残っている。これを見て、よく飲めて余るほど料理が出るいい店ということになる。残った料理は、実は値の張らない物であるから、店側も気にならない。
これが飲み放題の店の陰謀である。でも飲みに行きたいね。誰か言っていたなァ、入院の前祝をしようって。それで3週間後に退院祝い。
嬉しいね、浴びるほど飲んで料理が残る店に行こうよ!
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