昼なに食べようかなァ、アジのタタキ丼
小さい店だがなんでも置いてある八百屋で、刺身を物色していたら、アジの刺身が目に入った。値札がついていないので、「これいくら」と聞くと、刺身の担当がもうじき帰ってくるからというので、しばらく店を徘徊していたら、担当の兄ちゃんが帰ってきた。
「え~っと、いくらだったかなァ」と考え込んでいるので、「忘れたならタダにしておけ」といったら、思い出した。これねェ、いいものだよ。400円というので、顔を覗きこんで「本当に?」いってやったら、「う~ん、300円でいいやァ」というので買ってきた。
これでアジのタタキ丼を作ってやろう。いかんオオバを忘れていた。まァ、なんとかなるわァ。まな板の上で、出刃と菜切り包丁二刀流でアジを、「コンチクショウ」と叩きのめした。
小鉢につゆの素1、水3、酒少々、ショウガ少々、すりゴマ少々といい加減な配分で放り込む。さてもう一つ何かないかと冷蔵庫を覗くと、食べ残しのホオバ味噌があった。発音がよく似ているから、オオバ(アオジソ)の変わりじゃ。これも投入して混ぜる。
ご飯に叩きのめしたアジを「コンニャロ~ウメッ」と乗せ、その上からタレを掛けた。これで終了。この間10分。これがなかなかうまかった。飯屋で食べたら800円は取られる。ワシのは300円だからなッ、と、ウシシッと薄笑いしながら食べた。近年まれに みる快挙であった。料理の腕が上がったのか、それとも配分が偶然かそれとも出会い頭か、丁度口に合っただけかもしれんが。
昨夜の残りの串カツも添えた、豪華な昼食である。
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