紛い物 お茶・ワサビ・ウニなど
紛いというより、紛れ込ませるというほうがいいのではないか。
お茶
味の素と海苔の粉を顆粒状にして入れる。これは私が車屋をやっていたころ、製茶工場へ納車したときのことです。倉庫の中には味の素の箱が積み上げてあった。念のためにいいお茶を一袋買ってきてみんなで飲んだら、一番茶は確かにうまいが二番茶にするとぐっとまずくなる。これは一番茶で味の素が溶け出してなくなってしまったのだろう。これに化学調味料添加と表示して欲しいものだ。
ところがこんな投稿がある。
グルタミン酸等のアミノ酸を添加した緑茶を最近よく貰うのだがこれがひたすら不味い。
朝イチに飲んだりするともう最悪。口内も喉もウマ味で一杯。
世の中にはこれをありがたがって飲む人間もいるようで甚だ理解に苦しむ。
お前ら味覚障害なんじゃねーの?
ワサビ
静岡のワサビ工場見学のとき、工場の裏手に洋ガラシ空き箱が積み上げてあった。本ワサビと書いてあるのに、工場の裏を見ると西洋ワサビの箱が・・・・。さては混入させているのか?
西洋ワサビの原産地は気候穏和な東ヨーロッパで、日本では北海道で栽培されています。日本で生産する西洋ワサビ?
日本の本ワサビと西洋ワサビの違いは、見た目はかなり違います。だが同じ辛み成分を持っています。すりおろすと大根のように白い。
ただ味や香りが違うものの、加工しやすく安価なため、チューブや粉ワサビの原料に使われています。これはまだ表示がしてあるからいいが。
酒
居酒屋の酒で、「越乃寒梅」のビンから注がれる酒。これって中身は同じなんだろうかと、疑いの眼差しで見る。ふつうの酒1合なら、150~200円もあればいいが、「越乃寒梅」となれば、1000円は取れる。それに相当飲んだ客に、勧めると勢い飲んでしまう。相手は飲んでいるから味なんて分かりゃしない。
なぜこんなことを書くかというと、家内の故郷から義兄がよく「越乃寒梅」を送ってくれる。空ビンを何本も入れたケースを表に出しておくと、いつの間にか「越乃寒梅」だけ無くなっている。我が家だけでなく、義兄から送られてくる近隣の兄弟も同じことをいうからである。
この空ビンがどこかでもうひと働きしているのかと思うと、空ビンとなっても威風堂々と活躍している「越乃寒梅」の衣が、うらやましい。
イカのハラワタ
友人に教えてもらった、「ウニもどき」は、我が家の貧しい食卓を一時的にも豊かにしてくれる。友人に「これを食べてみろ」と勧められて食べてみた。いやはや信じられないほど、ウニそっくりである。だがウニをタラフクというほど食べたことはないので、味を判別するまでにはいかないが。
作り方は、新鮮なイカのハラワタを出して、これをアルミホイールで包んでオーブンで3~5分火にかけてやるだけだ。これでイカのハラワタからウニに変身する。物まねプロのコロッケも顔負け。
ネギトロ
いまねェ、すし屋の裏側の告発ブログがある。これを読んでいると、回転寿しには行けなくなる。まず紛い物が多いらしい。ネギトロ、赤見の刺身をタタキにして、これにマヨネーズを練りこみ、ネギをまぶすだけでネギトロになる。これをねッ、真似て作ろうと思った。たたくのが面倒だから、マヨネーズと一緒にミキサーに掛けたら、トロトロになってしまった。
仕方がないのでこれを、パンに挟んで食べたらなかなかいけた。
サーモン
これはほとんどが、マスという。マグロは大半ビンチョウマグロでキハダ、クロマグロは皆無と言う。マグロ1皿300円、ウニ、ハマチ300~500円、これなんか15~25円がせいぜいという。きつねうどんなんかのアゲは、2~3日売れ残った稲荷寿しのアゲを使っているという。
まずはこのブログ「内部告発 すし」で一度検索してごらんなさい。もうクルクルになるから。
http://www.interq.or.jp/black/popo/kokuhatu.html
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