百円ショップは面白いぞ

百円ショップって結構おもしろいものがある。

スダレ二本

家の中を少し変えてみようと思った。いつも見慣れた壁に向かってパソコンを打っているのもつまらんので、ここらあたりから模様替えをしてやろうと思った。

スダレが一本百円である。これを二本買ってきて、最近息子が使わなくなったパソコン用の机を部屋に持ち込んだので、その机の前の壁と、もう一箇所玄関から見える所のガラス戸の前にかけた。そのスダレに、私が書いたスケッチ画と写真、ドライフラワーなどをあしらったら、どうしたことか、様になったではないか。安物のすだれだがしっとりとした色合いが、雰囲気を演出している。

本立て二個

積み上げた書類を整理して、机の上をすこしきれいにしたい。そこでまたもや百円ショップに出かけた。

プラスチック製の書類入れ１０×２５×２５の１／２斜め切りのケースを縦にすると、なんとか本立てになった。机の周りがなんとなく「ヨーシ！　勉強しちゃうもんね」という雰囲気になってきた。

タイマー

最近わが家のデジタル式タイマーの裏ブタが壊れてしまってから、時々デジタル表示が消えてしまう。近くにできたコジマ電気に出かけた。そこは大きな全国チェーン店の電気屋だが、タイマーを探したが、料理用の５分刻みのおおげさなものしかないのでそこを出た。それならばと、百貨店に入った。なんていったって百貨店というくらいだからなんでもあるはずだ。

５階に百円ショップの特設会場がある。とりあえずそこに向かった。ところが４階に家庭用のコーナーがあったのでまずそこに入った。店員に聞くと確かにあったが、なんと２０００円と１２８０円とがあった。

どうも気に入らないので、別の棚を見たら今度は９８０円というのがあった。こうなると他にもあるのではないかという不信感から、特設コーナーの百円ショップに入ったがなかったので、結局何も買わずにこの百貨店を出た。

この先に百円ショップ専門店があるので、そこに入った。店員に聞くと確かにデジタル式なのがなんと百円であった。万歳三唱である。初マラソン完走したような気がする。

こいつが、字も大きなデジタル式で、大きな音がするので、家内は喜んだ。

ラジオ

ついでに店内をあれこれ眺めていると、なんとラジオがある。こ れはいい。ジョギング中に聞きながら走るのもまたいいではないか、ということで、ラジオとついでに乾電池とイヤホーンは走る時に必要だから買った。面白いことに、ラジオ１００円、乾電池１００円、イヤホーン１００円であった。

本町通を歩きながらラジオを開封して組み立てたが一向に鳴らない。こいつはやっぱり百円かと思って家に帰った。何度やっても鳴らない。

「こうなったら明日店に行って、いちゃもんつけてやる」

もう一度説明書を読んでいたら、なんとイヤホーン専門のラジオと知って笑ってしまった。イヤホーンを買っておいてよかった。

こいつはいつまで持つんだろうか。走りながら聞いてやろうと思う。楽しみが増えた。ところが翌日これをウエストバックに入れて走ってみたら、指向性が強くって、ちょっとした物陰で音が大きくなったり小さくなったりして、ただでさえ耳に自信がない私には、往生こいた。でも少しは今までと違った楽しみが、トギレトギレに聞こえてきたのは確かだ。

事もあろうに、こいつをイヤホーンを耳に突っ込んだまま落としてしまったところ、聞こえなくなってしまった。たたいても音は出なくなり、こいつを持って店に文句をと思っていたら、イヤホーンを変えたら聞こえたので、文句をいうのを止めた。買ってきたイヤホーンの配線が、価格に見合った芸術的に細い配線を駆使しているのを知って驚いた。落とした衝撃に耐えられなかったのだ。

みんな１００円になるように努力しているんだ。

以前、親子丼専用のフライパンを買った。これは重宝している。