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2007年5月 1日 (火)

美濃路街道にうまいラーメン屋を見つけた

こりゃ、美濃路一番のラーメン店だ。ここはいつもマウンテンバイクで走り抜ける路だが、通る時が昼前である。その時間帯で見る店は、日に焼けた暖簾が仕方がなく揺れている、入ろうかという雰囲気が伝わってこない店だ。

不思議だなァ、世間ではキンキラの店構えで、入るとものすごい声で、「いらっしゃいませ~っ」という全員の声がド~ンと迫ってくる。全員が揃いの法被で、鉢巻なんかして、ドドッと注文を取りに来る。そしてうまいかというとうまくないんである。いつも騙されたと歯ぎしりをかんでいる。

今日11時半ごろ通ったら、その店が目に入った。通り過ぎようと思ったが、「待てよ、ここで一度も食べたことがない」と思い直して駐車場を改めて見ると、ビシッと車が入り、自転車がドサッと止まっている。ヘッ?意外にお客さんが入っているがやァ、見直したぜ。

店に入ると、なんと満員ではないか。こんな田舎の寂しい店で、満員だぜ。今頃こんなに入っている店を見たことがない。一人というのは実に便利で、隙間を見つけると直ぐに座れる。3人だとそれなりの並びを捜すことになる。

座る前からメニューを追っていたが、チャーシューラーメン、シナチクPhoto_340 ラーメン、ラーメン、ニンニクは追加料金、ビール、ご飯などという当たり前のメニューしかない。この店特有の品はない。

私はチャーシュー麺が好きで、何処に行ってもこれしか食べない。このチャーシューが、市販のもので間に合わせている店が随分ある。出てきたラーメンを見て、直ぐにチャーシューを捜したら、なんと厚切りのものが7枚も発掘された。それもしっかり油が乗っていて、箸を掛けると、「ねェ、ナーサン、そろそろどう?」と、とろりとしなだれる。

「うん、分かってるよ」といいながら、箸をクリクリするとバラバラに崩れてしまう。なんと哀れな、なんとかしてやらなければ、という手も足も出して救いたくなる。(嗚呼、百恵ちゃ~ん)

先ず汁を蓮華ですくう。しょう油味で、透き通っている。香りを嗅ぐが、格好だけ。汁を口に含んだが、格好だけ。ここでコショウを掛けては店に失礼だ。そのままラーメンをすする。

おや?なつかしい、昔の中華そばだがやァ。誰もしゃべっていない。黙々とズルズルと食べている。シナチクも長く太く、柔らかくて上品な味付けであった。カマボコも一工夫された一品で、鳴門巻きの模様が入っていた。突き出しの「カツオ味のたくあん」がまたうまかった。何処でも出しているから家も出すという、スーパー買出しの品でなく、これだけを、わざわざ工夫している。

ラーメンが、560円、チャーシュー麺は750円で、大いに納得した。この近くで四星に認定したラーメン店は、岩倉のベトコンラーメンだけで、この近年始めてこの店を追加した。

場所は、一宮市(旧尾西市)萩原町と起町の中間、西萩原の美濃路街道沿い。

店の名前は、中華そば ふじや。

改めて言うが、味音痴な私でもうまいと言わせる店。

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