頚椎ヘルニア手術体験記 その後2 徘徊用衣装
杖の替わりにノルデックポールを付いて歩いている。これは元々冬場のノルデックスキーの夏場用のトレーニングに開発されたものが、最近ハイキングやトレッキングなどにいいということで脚光を浴びかけた。日本でこのスポーツの人口は、1万人とまだ数が少ない。
私が知っているこれを扱っているところは、「好日山荘」というアウトドアー専門店で、この営業所は全国にあり、尾張近辺では名古屋、各務原、春日井にあります。値段は1万円から3万円まで段々です。
これのいいのは、サイズが自由に変更できること、軽い、強度がある、手から離れないなどの利点がある。これは医療の現場でもいけるんではないかね。
転ぶ先の杖ならぬ、上半身を持ち下ながら、前に押し出すから、上半身の強化にもなるし、大股で歩くから相当に汗をかく。これのうたい文句では、「運動効果は30%~40%アップし、からだの90%の筋肉が自然に使われるので、短時間で効果的なトレーニングが可能」とある。
着るものは、作務衣かトレーナーがいいなァ。特に作務衣はブカブカのズボンが、立ち座るの動きにとてもいいのと、上着が前合わせの着物風だから、襟でカラーを隠せるからいい。でもこれから暑い日が続くからこれも大変だ。(ウン?ヒョットしてこのまま、よその畑に入って行っても不自然さはないと思うが)
靴はランニング用を使っている。軽いのでいいのと使い慣れているからだ。靴底のペラペラな指紋の無いようなものは、滑る危険があるから止めたほうがいい。
外へ出る時は、友人のセミプロ写真家から頂いたカメラベストを重宝している。手に荷物を持つことは極力避けたい。最悪転ぶことになっても、両手を開けておきたい。それとポールを握って荷物を持つことは避けたい。
それに、このカメラベストはポケットが多いからいい。背中に大きなのが1個、前身ごろには7個、内ポケットが3個ある。それを両肩で重量を振り分けるから、さして重くは無い。
背中の大きなポケットにスケッチブック、胸には消しゴムや鉛筆、カメラ、財布、ハンカチなどが相当に入るし、内ポケットには、携帯用のポケットもある。時には内ポケットにウイスキーを忍ばせることもできる。
特にカメラ用のベストなので、カメラを入れるポケットには、クッション材が入って、転倒によるカメラの損傷を防ごうとしている。私は自転車で転倒して、カメラを2回壊しているからこれが一番嬉しい。それと今回カメラを買いなおして、「オリンパスのμ770SW」にした。これは1・5mから落としても持つし、水深10mでも使用可能なのがいい。自転車で雨降りに転倒して川に落ちても今度は壊れない。
スケッチブックが気に入り、さっそく近くの公園に出掛けた。陽だまりにドカッと座り込み、スケッチすること1時間、白紙の反射で目がシバシバする。胸のポケットに忍ばせたポケットウイスキーが呼んでいる。まァ少しなら、とチビチビ飲む。足がもつれるほどは飲めないが、帰る道が遠く感じる。
ゆっくりでしか動けないからこそ、こんな徘徊を今しばらく楽しんでいる。こんな機会に恵まれなければ、今頃山の中を息を切らせて走っているだろう。そんな時は何も見えていない。
自然を今しばらく満喫しよう。
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