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2007年8月12日 (日)

破れ提灯をどうする?

夏場になると「輪くぐり神事」が行われる。

提灯を今年の年行司4人で、真清田神社に指定された時間(午後6時から9時)に運んで掲げなければいけない。面倒だけれど、こういう伝統行事は続けていくのが、一番大事なんだ。

最近老人が多くなって、気の毒になるが、やらなければいけない。この提灯を献燈する時間の件で、神社に確認したら、ロウソクが燃え尽きる間、お守りいただければという。そうか短いのを持っていけば、早くなる。遠くの町内は、提灯の下のスゴンデ(座り込んで)その時間を待っている。

わが町内は700m離れているだけだ。ロウソクを点灯するのが仁Aug1103義だが、提灯が破れているから、火を付けると風通しがよくて、燃えてしまうかもしれない。だからロウソクを立てないで、一旦帰ってから8時の回収した。

さて、この提灯を何とか修理をしなければと、昔町内で提灯を作っていた家から、取引先の名古屋市中村区太閤通りにある、「鈴清提灯製作所」を紹介してもらった。そこへ出掛けて、値段などいろいろ相談し確認し、注文してきた。

40cm×70cmの高張り提灯で、実物を持っていた。このほうが説明が要らないからである。ところがたかが提灯されど提灯、これには若い私らには知らないうん蓄があった。

町内で昭和30年ごろ提灯を作っていた家の奥さんに、そのうん蓄を聞いた。紙に防水用の油を引いたものは、紙の持ちが悪いという。雨に濡れてはいけないからと、油で防水をするが、これが返って紙の性を抜いてしまうから、紙がパラパラになってしまう。紙だけのものでも十分30年は持つという。でも雨には注意しなければいかんが。

値段もそんなに高くはない。40cm×70cmの新品でも文字入りで「ひと張り」が14000円前後。

今使っているものは、下から開いてロウソクを入れる式のものなんだが、これはもう金具を作らなくなり、鈴清さんはこれを大事にするようにと、指導してくださり、これを使って作りますという。

保存方法も初めて聞いたが、提灯を伸ばした状態からそのまま畳みますよね。この状態で倉庫に入れている。これは整理しやすいが持ちが悪いと聞いた。これには、全く知らないことで、反論しようの無い知恵であった。

提灯は、アコーディオンのように横に寝かせて縮めて、その状態で袋に入れて、ぶら下げておくと長持ちするという。こんな話は、いま教えてくれる人はもういないぞ。(馬鹿ばっか書いているブログだが、いい勉強にもなるだろう。見直したか)

いい勉強になったが、町内の順番で回ってくる役柄は、何事もなく、早く片付けたいのが人情だ。でも誰かが決心して整理してやらなくては片付か無い。今年は幸い、4年ほど前まで祭りを先頭をきってやっていた同級生が、同じ年行司なので、一気に決着した。

町内の経費を使うことなく、昔の祭り奉賛会は今でも小金を持っているから、そこから寄付をすることにした。これに「奉賛会寄贈」と書き入れてやると、またこれに噛み付くヤツが出てくる。以前町内のイベント用に、紅白のテントを寄贈することになった。このテントに「奉賛会寄贈」と入れていいかというと、先輩諸氏から猛反対を食らった。

何もしないが口だけ出すヤツが多いから、今町内を引っ張っていく若手がいなくなってしまった。ワシ65歳で若手だがねェ。最近このワシに盛んに、町の役を押しつけようと声を掛けてくるが、絶対に受けてやらンと心に決めている。

祭りでは若手が先頭を切ってやっていた10年間、とくに言いだしっぺで祭りを動かしていた私は、相当いじめられたからな。これの恨みは大きいぞ。オジケづいてはいないがねェ。それほど神経は細くは無いから。

祭りも満足にできないくせに、イチャモンだけは先頭を切ってくる。アレ?変な方にほこさきが向いてしまった。その内の我が身だ、「提灯持ち川へはまる」の例えにならんともかぎらんのでね。

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