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2007年9月10日 (月)

脊柱管狭窄症手術入院体験記5 大学病院のよさ

大学病院は学生のモルモットされるとよく聞くが、生死にかかわる手術には手を出さないと思うぞ。かえって今回入院してよく分かったのは、研究機関だからこそ、あらゆる面で工夫されていることだ。

院内コンサートは今回聞き損ねたが、学生やプロが来て一階のホールで演奏している。「本日七階の食堂で、糖尿病予防の講演があります」という案内が、マクラもとのスピーカーから流れる。

移動販売車が各階をくまなく回っていく。今回はそのオバちゃんをつかまえて、今の売れ筋を聞いた。飲食物が一番多いという。それも冷蔵庫がついている。中でもお茶が優等生で、その次が食品添加物、というか、フリカケやノリ、つくだ煮などの飯の友である(う~ん、病院に飯は薄口だからな)。だから話だけでは気の毒だから、お茶と週刊誌を買った。

患者からのアイデアもキチンと受け入れている。頚椎や脊椎の患者は、腰をかがめてはいけないから、炭バサミで対応している。今回はずいぶんご厄介になった。腰を曲げようとすると、背中の傷口が「曲げるな!」と引っ張るからだ。

もう一点、総合病院としてのよさは、目医者も歯医者も耳鼻科も全部そろっている。当たり前だが。今回はそれを十分利用させてもらった。目がどうも二重になって見えるときがあるのと、手術中の角膜のケガの検査をしてもらった。その結果は今のメガネで大丈夫ですという判断が出た。それと耳が最近遠くなってきた。血圧が高いからか、と聞くと、血圧とは耳の遠さは関係が無いという。そこで視聴覚テストを受けたら、普通の老人の耳ですという。オイ!普通の老人という言い草ははないだろうが。でも、これで家に中でも、「ワシの耳は普通じゃ」と宣言できる。

それと耳鳴りがするというと、「これは治りません」と、一発回答を得た。「耳鳴りは寝れば治るし、イビキは起きれば治る」が私の座右の銘である。これを医師にいうと、これはいい事を聞いたとお礼をいわれた。

この岐阜大学病院は、岐阜市郊外の田園の真ん中に学校がありPhoto_2 、その敷地内に病院を3年前に造った。緑が多くて、山がすぐそばにあり、窓際に居住した私は、暇を見つけて山をスケッチした。テニスコートでは毎日練習をしている。

28日には皆既月食があり、窓から丸見えであった。寝ながら世界陸上を見て、寝返りを打てば皆既月食という誠にいい経験をさせてもらった。金華山の上に皆既月食、なかなかのものでした。

16日には、記録的な猛暑となったらしいことをニュースで知った。それ以降も毎日、相当に暑かったらしい。ここの病室は、窓際とカーテンだけの部屋では相当に温度が違うことを知った。入院した時はカーテンの中だった。寒くてねェ、バスタオルを肩にかけていた。平均気温で設定してあるので、一部屋4人では個別に気温調整が効かない難点がある。私は6日目に日の差す窓際に変わったので、適当に暑かったのでちょうどよかった。

ここの病院の木曜日は、各科の教授の回診がある。私はひそかに、これを「大名行列」と呼んでいた。教授以下担当医看護師が多いときには5~7人ほどで患者を見て歩く。殿が久しぶりにお国入りをして、各地を検分して歩く。この時にもしも、「恐れ多くも」と、殿に直訴やご注進に及ぶ者が出るようなことがあったら、留守を預かっている者たちは、切腹か遠島処分になるから必死である。

教授の配下の方々の、ピリピリとした心中を察した。こういう緊張感が医療ミスを未然に防げると思っている。

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