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2007年9月17日 (月)

味噌煮込みうどんの固さ三者三様

私の家の味噌煮込みは、麺は専門店よりは細いし、味噌味もごく普通である。私の好きなのは、翌日残った冷えた味噌煮込みが好きですねェ。この冷えたトロトロのやつを熱いご飯の上に乗せるのが好きだ。まるでネコ飯だが好きだ。

この味噌煮込みは、普通、うどん屋のメニューの一つとして成り立っていた。それがこれだけを売り物にして登場してきた。有名なのは「山本屋総本家」である。歴史は大正時代に遡るというから驚いた。この店のうたい文句が、「名古屋の名物、煮込うどんはなも、昔ながらの味と製法を守りぬいてなも、どえりゃー頑固に味ひとすじをつらぬいた本物の煮込うどんだでうみゃーでかんわぁ。八丁味噌と白味噌の秘伝の調合で独自の香りとコクをつくり出してなも、うどん粉と水だけで打った生きた麺をいっぺん食べてもみちょーせ!」である。

友人が関東方面から来た客をつれてこの店に入ったら、なんで泥こねたような味噌に、カチカチのうどんのどこがいいと言われたという。この赤味噌を泥こねたようなとは何事か!この奥深い味噌の味が分からんのか。米味噌なんかは短期間でできるから、全国に普及しているが、赤味噌いわゆる豆味噌は2、3年の歳月が掛かって醸し出す深い味がある。手間暇が掛かるから、なかなか量産できないので、この中京地区という限定商品になっている。

今はもう日本の中京で、手羽先もあんトーストも味噌煮込みも味噌カツも全国区になった。だがうどんの硬いのは、ワシも抵抗する。それと値段が高すぎる。うどんは日本人の国民食だと叫びたい。

市内に「太田屋」というやはり味噌煮込み専門店がある。ここはわが家のうどんに近い柔らかさだし、麺の太さが他の二軒とは違い細い。ワシの口にはこれのほうが合う。だが友人に言わせると、わが家で食べられるようなうどんなら、ワザワザ金払う必要が無いという。Photo_2

私の同級生も一宮市内で「かにや」という味噌煮込み店をやっている。ここはま るで生をかじっているほど固いうどんで迫ってくる。ここへ息子を連れて行ったら、ここが一番いいという。ウ~ン、人それぞれか。それが証拠にいつ行っても込んでいる。

この味噌煮込みといううどんは、カレーうどんと同じで非常に性格が悪い。必ず客の衣類にいたずらをするからだ。コネコネしていてドロドロしていて、ハシでカクハンしているうちに、ペチョッとシミをつける。だから山本屋は紙のエプロンを出してくれるほど、申し訳ないという気持ちの表れだ。そう思うならもう少し安くしろよッ。

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