激辛ラーメンの辛さは、カレーにはかなわなかった。
カレーのCOCO壱番屋流の辛さに段階を付けたラーメン店が増えてきたのはいいことだ。これを探して一宮市内のラーメン店を渡り歩いた。
市内今伊勢の「丸源」はつけ麺で、つけ汁が冷たいから、かえって辛さを感じなくしている。辛さに大げさなタイトルが付いていた割には辛くはなかった。これは熱いほど辛さが出るのに、おしいことだ。
尾西の境の「キョンキョン」は四川担々麺と台湾拉麺とベトコンラーメンはどれを頼んでも、3段階の辛さを注文できる。私はベトコンラーメンの3辛を頼んだが、たいしたことはなかった。もう一つ言いたいには、ベトコンラーメンはニンニクごろごろがいいのに、一個をたたきのめしたものが、影を潜めて沈んでいたのがイカン。ゴロゴロが欲しい。
私はもう辛さに麻痺してきたんだろうか。でもこの辛さの魅力はなんだろう。少し調べて見ると、トウガラシの中にカプサイシンという化学物質がある。コイツが体内に入ると、ヤケドを知覚したという信号を脳に送るらしい。そうすると脳は、こりゃ大変だと、消化器官を活発にせよ、心臓の鼓動を早くせよ、汗を出せ、鼻水を出せ、呼吸を早くせよ、そして痛みを軽くするエンドルフィンを分泌させる。
忙しいな、短時間のこれだけのことをする。カレーを食べていると、よくある現象が分かるでしょ。そしてエンドルフィンはなにをするかというと、モルヒネやノボカインと同じで麻薬効果があり、痛みを軽くする作用をしながら、コウコツとした症状を体に与える。だから激辛を食べている人は、みんなコウコツとした表情をしている。私なんかはマラソンも20分以上走ると、このエンドルフィンが出る。このことを専門用語で「ランニングハイ」とか「第二の風・セカンドウインド」という。おかげでマラソン中毒になり、激辛中毒になり、とうとう中毒2種目制覇したと言うと家内が、酒のビンを振っている。あっそうかアルコール中毒もあった。
近代3種、中毒部門を制覇したぞ~っ。
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