スパゲッティーにも辛さ三段階があった
「COCO一番屋」というカレー屋が、スパゲッティー専門店の実験店として本社の近くにオープンさせてたのが、もう4年前になる。以来店舗数も20店舗に増えている。上手な経営をしているわァ。私はこの系列の店が好きでね、別に株を持っているわけではないがねッ。
この店が、あんかけスパゲッティ専門店「パスタ・デ・ココ」である。カ レー屋の経営方針をそのまま持ち込んでいる。トマトベースのソース一本やりで、これに具が何が載るかという方法だ。卵が乗るかベーコン、ハンバーグ、野菜、カキフライ、ウインナー、キノコなどいろいろある。しかも組み合わせをいくらでも変えられる。
そしてパスタの量が6段階、カレー屋の辛さ指定方針をここでも、ノーマル、マイルドスパイシー、スパイシーから指定で来る。カレー屋のように、1辛~5辛などという直接的な表現を避けているのが面白い。
私は辛好きなので、スパイシーを頼んで、半分食べてからタバスコをドンドン掛けた。タバスコはトウガラシと酢と塩からできているから、酢の臭みが強くなりすぎた。アハッまたバカなことをやってしまった。こうなったら、粉チーズもドンドン掛けてやれ、そしたらチーズの臭みが追加されて、イヤハヤという味に仕上がった。
この話しをすると、翌日家内が連れていけという。仕方なくまた同じ店に寄った。
なんでもタダと思うと手を付けるから、こういうことになるという、いい見本である。卵とベーコンのパスタで550円を払って店を出た。高速道路の近くで、工場が立て込んだ立地条件の悪さだが、多くの客を飲み込んでいた。
以前私のエッセイ集『鈍足ランナーの独りしゃべり』で、「激辛カレー三番勝負」など3篇ほど書いたことがある。悪口やあざけったことを書いた訳ではないが、勝手に名前を使ったので、おわびに本を贈ったら、本代に見合う食事券が送れられてきた。無理やり本を売りつけた形になってしまった。またこの律儀さが気に入った。
激辛三番勝負のエッセイは、こちらです。「097.doc」をダウンロード 最近「COCO一番屋」の戦力外宣伝マンになったような気がする。
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