ノルマの重圧に目が覚めた
変な夢で目が覚めた。時間は夜中の3時ごろだった。
入院していて職場の戻ったら、ものすごい車の販売ノルマが残っている。あと半月でこれをこなすのか。ところが周りの仲間はそれなりにこなしていて、一人焦る。
これだけだ。たったこれだけで、ものすごい胸苦しさを感じて目が覚めた。あの重圧は相当なものだ。精神的に不安がムクムクわき上がってくる。心はどうしよう、どうしようと落ち着きをなくす。
私は昭和41年から51年までの10年ほどトヨタのセールスをしていた。このころは大衆車ブームの始まりで、それなりに売れていた。でもそれに見合うノルマに、いつも追いかけられていた。売る車種はカローラで、売ったお客さんは次はカリーナやコロナになってしまう。だからいつも新規のお客さんを探さなければいけないという宿命が、カローラ店のセールに課せられていた。
トヨペット店の所長をやっていた友人が、配置転換でノルマの無い部署に栄転した。天下りでなく玉のこしで、地元デーラーのトヨペット店からトヨタ自動車の新事業の所長になった時、つくづくつぶやいた。
「もうこれで売らなくてもいい」と。所長という立場でも、部下が売らなければ所長が責めを負う。いつもノルマの重圧につぶれそうになりながら、何とかギリギリのところで頑張っている。
この重圧に、フテブテしくも平然とタテを付けないヤツか、実績を上げないヤツが、時々私文書偽造したりして、偽装販売に手を染める。ノルマの重圧のはけ口を間違え、一時しのぎでノルマから逃れるすべを考えると、こういうことをしでかす。
私も追い詰められると、どこかに逃げたくなるほど重圧を感じる。仮病を使って入院したくなる。遠くの親戚を殺したくなる。
そんな重圧を敏感に感じたのか、パッと目が覚めた。実にいやな夢
を見たものだ。
今から30年も前のことなのに、後遺症が残っている。・・・のかなァ。
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