ヤスデの大量発生

なぜか今年はヤスデが多く出てくる。２ｃｍぐらいのが、朝になると散歩に出てくる。

私も散歩に出る。同じ庭に出てきて鉢合わせになる。鉢とは頭蓋骨のことを言うから、ヤスデにも鉢がある？イラストのコイツだ。

姓名はヤスヤスデ・ヤスデ綱　オビヤスデ目　ヤケヤスデ科である。

左の方に触覚があるので、これが鉢だ。最初のうちは踏んで殺してやると、昼にはアリがきれいに片付けていた。踏んでも踏んでも出てくる。

どうもコヤツを見ていると不愉快になる。少し調べて見た。

「一般にはヤスデは害虫と見なされているが、冤罪的な要素も多く、典型的な不快害虫。見た目が不快なことや、踏むと異臭を発すること、寒冷地の森林で周期的に大量発生するキシャヤスデなどの群れが鉄道の線路上に這い出して列車の車輪で踏み潰されると、その体液により列車がスリップすることなどが理由に挙げられている。臭液の毒性は強く、狩猟用の矢毒として用いられた記録がある。また、味噌汁に１個体が紛れ込んだら、鍋全部が食べられなくなる、などと言われる。その臭液は主に危険を感じた際に敵への威嚇として体外へ放出されることが多い。でも土壌に生息して分解者の役割を担っており、土壌形成上一定の役割を果たしているものと考えられる」（出典・ウィキペディア』より）

ヤツは見た目が悪いから嫌われる。ゴメンね。もう踏まないから。庭の枯れ草の掃除をしてちョ。

このヤスデが、自律神経失調症になったらどうなんるんだろう、とバカなことを考えた。足が多すぎて、いまは規則正しく波を打つように前進している。ところが自律神経失調症にでもなったらと思うと、気の毒になる。運動機能が損なわれ、各足が勝手に動きかけるとどうなる？考えただけでややこしくなる。前半分は前進して、中ごろは右向け右して、後ろは後ずさり。まるで三角綱引きだ。

ワシなんか２本しかない。それがまた遅い足なんだわァ。ギョウサンあれば代わりを見つければ、１００ｋｍマラソンなんて楽なもんだわさァ。この虫は２０節あって、前３節は１対ずつ、後は２対ずつ付いていると書いてあった。単純計算すると７４本もある。では１００ｋｍ走るのに一対３ｋｍ足らずですむではないか、うらやましい。

オレなんか一対しかないから、まともに１００ｋｍだぞ。ムカデ（百足）なら２ｋｍ、イカなら２０ｋｍ、タコなら２５ｋｍ、なんともうらやましい・・・負け惜しみか？

ウッモ～ッ！またクモの巣だ。今年はクモが多くって、と家内は嘆く。 あらゆるところにクモが巣をかけている。ときどき竹ボウキ振り回している。こんな話を聞いた。クモが自分の糸にくっ付かないのは、足に油気のある液体を出しているからだ。そこでこれを洗剤で洗い落としてやると、自分の糸の絡まるという。だれか実験してみろよ。

ヒョットすると、ヤスデもクモも、こんなことをする人に相当不信感を持っているだろう。気の毒に。

天に星、地に花、人に愛というが、天にクモ、地にヤスデ、人に不信感となっている。

こんな調子だから、意外や今年は台風がないかもしれないね。いやチョット待てよ。こんなことわざがある。

• 「クモの巣が丈夫な糸を作る時は雨が多い」イカンがや、また洪水か？
• 「クモが低く巣を張る時は台風が来る」お～いカーチャン、どのくらいの高さだった？へっ、タケボウキで全部片付けた高さだと。これが高いのか低いのか分かれせんがやァ。責任者出て来い！イカン、内のカーチャンにも張っている。
• 「クモは大風が吹く前に巣をたたむ」って、今どきそんな律儀なクモいるか？