祖父江のイチョウの黄葉はまだ早かった
一宮の日光川の左岸堤防を萩原の万葉公園まで走り、ここから中玉野へ少し500mほど西進してから、信号交差点を南進する。3kmほど行くと、もう両側をイチョウが並木を作る。黄葉祭りののぼり旗がはためくと、そこが山崎だ。
祖父江は11月24日から12月2日まで、津島線の山崎駅から祖父江の町中の善光寺までの間で、黄葉祭りをやっている。だがすこし黄葉には早かった。残念でした。多くのウォーカーが徘徊していた。コッチは自転車だから動きは早い。集落の中を動き回って、ここはという場所を探した。こんなのウロウロする私を村民に見られると、不審者と思われても不思議でない。
なぜここはこんなにイチョウが多いのか不思議の思った。調べると、ここは木曽川の土壌が流れ着いた肥沃な土地だ。ここに伊吹颪に強く、しかも火災の類焼を防ぐのにイチョウの木が一番。しかも現金収入になるからと植えたのが始まりだという。
公園のイチョウの葉は、火にくべても燃えにくいからなァ。
地元の人に古い屋敷を教えてもらい、それを背景に写真を撮ろうと
思ったが、黄葉が今一で背景とうまくかみ合わなかった。
見どころは山崎の尾西病院の北あたりにある集落の真ん中に、大きな屋敷が細い道を挟んで両側にあるある。もう一度出直しである。
途中、ギンナンを観光客が拾っているので、「ここは個人のギンナンの畑だ
から」と注意するが無視されたことを農家の人に話すと、いまは出荷も終わりマァいいかという感じで、無視しているという。祭りをやっている都合で文句も言いにくいと思う。痛しかゆしだ。だが最盛期と値段が高い時期は、丁度黄葉していないときなので、人が入るのを警戒しているという。
もう一つ、ギンナンの最盛期は相当にウンコ臭いが、果実をどう処理しているかと聞くと、機械でむいて、臭い皮はギンナンの木下に埋めるという。
「近所の人は文句を言わないか」と聞くと、「そのころは町中がウンコ臭いし、お互い様で誰も何も言わない」という。「そりゃ、聞いた私のほうがおかしいかァ」と、臭いイチョウの木下で大笑いした。
今度ガクッと寒くなったらもう一度来てみようと思う。毎日ラジオ体操に行く一宮市内の公園のイチョウの方がきれいに黄葉している。
善光寺がいまだ工事中だが、随分きれいに改修された。ところが祖父江のイチョウ祭りのポスターの「善光寺をバックにイチョウが黄葉している」写真のイチョウは、善光寺を一周して捜しても見つからなかった。ヒョットして合成写真か?不思議だなァ。
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コメント
「チロル」記事にて、
ご来訪とコメントを頂きました。
私見にて偏った記事ばかりですが、
機会がございましたら、
ご覧いただければ幸いと思います。
ありがとうございました。
投稿: risu | 2007年11月27日 (火) 12時02分