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2007年11月23日 (金)

久しぶりのお千代保稲荷

久しぶりに家族旅行の帰り道、お千代保稲荷に来た。

細い参道に両側は飲食店やみやげ物屋、八百屋、漬物屋が立ち並ぶ。どうしたことかどこの飲食店も店先で串カツを揚げている。隣には赤みその中に串に刺したドテ煮がいい匂いをさせている。これを参拝する人が立ち食いしている。この匂いが人を誘い、人の食べているところを見ると、同じものが食べたくなるので、どこの店も立ち食いの人が多い。

多いのは川魚やウナギ、ナマズ料理、モロコのつくだ煮、フナみそもある。フナを長い時間赤みそで炊き込むと、骨まで柔らかくなる。酒のツマミには絶品だ。

漬物屋も多い。今日の家内は漬物の鬼になっている。試食をドンドンして、ドンドンと買い込む。少し食べるからうまいので、買って来て食べるとたいしたことがないものが多い。これからしばらくは漬物を食べさせられることになりそうだ。

今日ここでウナギでも食べようと思っていたら、串カツで一杯飲んだら、ヨモギうどんというチラシが目に入った。いかん方向転換して、ウナギがうどんに変わってしまった。長物には変わりないが。

ここは商売繁盛、家内安全のお稲荷さん。入り口でアゲとロウソクを30円で買い参拝する。千代保稲荷が現在の地に祭られたのは、室町時代のことで、八幡太郎義家の六男義隆が分家の際、父から先祖の御霊を「千代に保て」と、宝剣や画像を与えられ、これを祭ったのが始まりといわれている。1日と5日の付く日が縁日で、特に毎月の1日は、いの一番に参拝するので、深夜からにぎわっている。

私は一宮から、中野渡しで船に乗り、お千代保稲荷まで来て串カツを食べて帰る。往復40kmはジョギングでもいいし自転車でもいい距離だ。なんといっても渡し舟は風情があっていい。

案の定、その日の晩から漬物ざんまいであった。

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