年末のどんど焼は届けが必要
年末には神社でどんど焼(どんどこ)の行事がある。普通は1月15日に行う行事だが、ここのは年末年始にたき続ける行事である。
歴代の年行司(神事の町内担当)の申し渡し事項に、消防署に届ける指示があるので出掛けることにした。
届けとは、火をたく許可だと思っていたら、「火災とまぎらわしい煙または火炎を発する(裸火)おそれのある行為の届け」というものであった。これは一宮火災予防条例の規定で届けるのであるんだと。
いとこの植木屋が、自分の畑で伐採した小枝を燃やしていたら、消防署へ煙の通報があったという。ここでシッカリしかられたといっていた。届けの内容は、
- 発生日時 12月31日PM9時~1月1日AM6時
- 発生場所 市内何丁目何番の神社
- 燃料物品および数量 材木
- 目的 材木
- その他防火用意 水道ホース バケツ
などと届ける。
この材木を製材所から2トン車で3回に分けて運び込んだ。この材木を火種にして、12月31日9時半ごろから元旦の明け方までたき続けるのである。
町の真ん中の小さな神社で火をたくので、たく方も気が気じゃない。十分回りにバケツを用意して、水道もホースを引き込んで十分に気を使わねばならん行事である。
昔はこの火の周りに集まって、大人は飲み続け、子供は年に一度、親の許可で夜遊びができるから大喜びではしゃぎまわっていた。今は町内も高齢化で、しかも若者は別居している家族がほとんどで、こういう行事の維持が難しくなっている。
除夜の鐘が鳴ると、一斉に初もうでの参拝者が出てくる。たくさん酒が持ち込まれているから、そこらじゅうで酒盛りが始まる。そして正月の朝を向かえる。
これを済ませて、早々に真清田神社に出掛ける。早朝6時にスタートする「初もうでジョギング」に参加するからである。そして元旦の一日は爆睡する。こうしてまた一年が始まる。
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