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2007年12月23日 (日)

駅伝を国技にしよう

駅伝を実際に走ったことがない人からすると、何でへたり込むようにゴールするんだろうと思うでしょう。マラソンなんかあんなにへたり込むことはないのに。

私も3度ほど走ったことがある。初めて走った時のことである。200チームが走る西濃駅伝である。この一宮地区のランナーを寄せ集めて、チームを結成した。1区、2区はこの地区でもダントツに早いランナーである。だから白バイのすぐ後の先頭集団で走り込んで来た。

ところが3区からはわが鈍足チームのメンバーである。なんとここで一気にゴボウ抜きに合い、トップ集団から一気に転落して、あとわずか100mで切り上げスタート。あとはズルズルと抜かれ、私の5区では、徹底的に抜かれ、アヘアヘでアンカーへタスキを渡そうと思ったら、繰り上げスタートしたあとだった。確か200チーム中で186番ぐらいだと思った。トップ通過後15分で繰り上げされるから、どこの区も繰り上げの憂き目に会う。

なにしろ200チームだから、いつ走りこんでくるか分らないので、前Photo_2 方を確認しようと皆がのぞいているから、だんだんと道にはみ出してくるから、道が狭くなり、とうとうランナーが一人走る分しか余地がなくなってしまった。それとタスキを受け取るとあまりにも早い駆け出しで、あれではいくらもしないうちにばててしまう。そう思っていていざ自分が受け取ると、頭が真っ白になって走り出す。それが「次の人にタスキを」と思う気持ちが、息を切らす。

これでやっぱりゴールするとバタッと倒れることになる。あの当時で鈍足な私が5・9kmをK/4″14で走っていた。

この駅伝を国技にしたらどうかと提案したい。もともと戦いの「伝令」は人間の足に頼っていた。19世紀まで伝令は人のほうが早かった。馬では入れないような近道を、伝令は走っていたからだ。またそういう地理に明るい人らが伝令をしていたからだ。

西洋の荘園には必ず足の早い人を雇っていた。彼らを伝令として荘園から荘園へと走らせていた。

だから世界中で駅伝に似たり寄ったりのことをやっていたと思うが、陸上競技に取り入れたのは日本が早かったらしい。この競技を「EKIDEN]と国際標準語になっているくらいだから。これを国技にしようと提案する。

・・・国際陸連では駅伝の国際名称をroad relayとしているが、日本発祥であることからekiden、説明的にmarathon relayと呼ばれることがある。・・・『ウィキペデイア』より

駅伝のいいところは、みんなで一つのことを成し遂げたという充実感がある。それをサカナにして飲む酒がまたうまいこと。正月は箱根駅伝を見ながら酒を飲み、うたた寝が恒例行事だ。

この際、相撲から駅伝に国技を変更するというのはどうか。ワシ最近、相撲なんか見たくもないからだ。

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