2008年、「はだか祭り早駆け」は一時中止です
やはり今の状態では、とても国府宮往復の10kmは走れません。昨年、頚椎と脊椎の手術をして、とても走られないからだ。今はせいぜい2km走るのがやっとだ。
先日、国府宮の中継点にある親類に寄ってきたら、出て欲しいと言う。あんたは自転車で来ればいいと言うが、それだけではない。一番大事なのは、自分が参加できない祭りなんて面白くも無い。この親類は、国府宮神社のすぐ近くにあり、気合を入れてスタートするには、もってこいの場所だ。酒2升と、宿代を届ける。この宿代で寿しを買ってもらう。ここで酒を飲み、寿しで腹ごしらえをして神社に向かう。
この国府宮でも、個人の家から、はだかの集団が出ることはほとんどないから、自慢の種だ。特に私のやっている「はだか祭り早駆け」というイベントは、マスコミ受けをしていて、毎年、新聞の記事や、テレビに出るほどだ。だから国府宮の町でも知らない人がいない。
これに参加してくるのは、30人余りの100kmを走る健脚ランナーばかりで、10kmをはだかで走りきる。消防署勤務の救急隊が背中に背負うリックには、酒3升が入っている。倒れても心配はない。救急隊員がいるからだ。これを飲み干して走るツワモノばかりだ。
もうひとつ、祭りの前には準備が必要だ。祭りには仕掛けというものがある。申し込み書を遠くは静岡や京都へ郵送して、まず祭りをあおるという手段を使う。そうしておいてから、宴会場を探して、料金の交渉、フンドシを巻く風呂屋の交渉などがある。
そして当日の出発式の会場を頼みに行き、みんなからの注文の品を買い付ける。これで終了かと思うでしょうが、祭りの1週間前に、竹を2本切りにいく。これには難追布を結ぶ。はだか祭りの一番重要なダシである儺追布には、「家内安全、健康、合格祈願など」の願い事を書いた布である。これを結びつける竹を運び出す一番重要な仕事である。早朝に警察に捕まらないように、裏道を走り運び出す。
道路交通法からいうと、車の1割を越す長さは違反になるからだ。私がいつも借りてくるのは、軽四輪だ。竹は長さ5mにもなる。軽四輪はせいぜい3m40cmぐらいだから完全に違反になる。日曜日の早朝6時に、知人の竹薮に入り、切り出して運び出す。
難追布を多く人に販売をして、竹に多くの難追い布をつける。これが多いと見栄えがするからだ。
私は祭りが好きでこのイベントを作った。そしてマスコミに売り込んだ。ランナーにも売り込んだ。みんなヘベレケになって楽しむ姿がうれしくて、ウズウズしているが、自分が参加できないのがくやしい。
どうしても出たいという方は、一時避難の臨時処置として、一宮の森本の町から出ている所を紹介してあげる。ここは全部走りきるのではない。ここのは本当の祭りで、所々立ち寄る神社で集団がどんどんふくれ上がり、巨大な集団になって神社に入る。この竹を奉納すると、車の迎えが来るから、これで帰ってくる。これはこれで面白い。
もちろん宴会もあるから。今年は2月19日の火曜日です。今回はこのブログを読んだ方だけに案内する。
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