いまの給湯器は賢いなァ
給湯器が壊れたので、先日入れ替えた。半日がかりで工事は済んだ。ノーリツの「高効率ガス風呂給湯器・GT-C2032AWX,SARXシリーズ」である。
今までは、太陽温水器を付けているから、ここに一度上げられた水が、湯になって給湯器に入る。ここで手元にある蛇口で温度設定をして、風呂や炊事に使っていた。夏場などはほとんど熱湯が出てくるから、水で薄めて使っている。今は家内と二人暮しだから、ガスの使用料金はとても少ない。冬場でも天気がよければ、風呂の追いだいきしなくてもいい。
今度のは賢いなァ、この太陽温水器からの湯を、最初から風呂と炊事の温度設定しておくと、その温度で使えるし、風呂なんかは湯の量まで設定しておけばいい。しかも指定した時間内は一定の温度を保ってくれる。
今までねェ、タイマーをかけて、時間がきたら風呂の湯を止めに行っていた。私はね、耳が少し遠いのと、物忘れするから、タイマーの音が聞こえない時や、湯を入れているのを忘れている時がある。そうすると、風呂の湯はあふれて、せっかくの太陽熱で温められた湯が台無しになることもしばしばだった。
これを設定しておくと、「ピピピと音が鳴り、もうすぐお風呂が沸きます」と呼び出す。沸き上がると「お風呂が沸きました」と呼んでくれる。しかも音声は女性の声だ。だから「は~い、すぐ入ります」と自然と返事をしてしまう。
だから、機械が考えているから、私は何も考えなくてもいい世の中
になった。オイ!ヒョトして、こういうのがボケを早めることになれせんかねェ。できたら、「風呂が沸きますよ」と言ったら、「そうかね、でも、もう少しあとに入るわァ」というと、「アラ残念ねェ、では少しお待ちしてます。冷めないようにしていますから」「そうかね、すまんねェ」と鼻声で答えれば、会話が成り立ち、一人住まいの寂しさや、青春がよみがえってくるかもしれんがやァ。こういう会話の楽しさがボケ防止になるのにィ。
ねェ、ノーリツさん考えてェ。
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