シマヘビが固まる
妙興寺の参道で、シマヘビに出遭った。右の写真をよく見てください。ヘビの胴体が、デコボコしているのが分かるでしょ。
これは私がマウンテンバイクで通りがかった時、ちょうど参道を横切ろうとしたヘビと突然遭遇してしまった。ヘビは逃げ場を失い、困惑と緊張のあまりこんな形になった。そして逃げようとせずに、この状態でじっとしている。5分ほど写真を撮ったりしながら眺めていた。
ちょうど腕のチカラコブのように、皮の中でコブが出来上がっている。このヘビは結構長くって、ヘビの横の葉っぱが7cmであるから、それから計測すると、1m30cmぐらいに縮んでいる。伸びたらおそらく1m50cm以上はあるだろう。縮んだ20cm分がチカラコブになっていると思えばいい。
どの種のヘビでも、この形態を取る。山の中を走っていたころ、よくマムシに出遭った。私は鈍足だがとりあえず走っている。ヘビとしては、とても逃げられないという時に、この形態を取ることは知っていた。こんな時に、ヘビの目の前に足を出すと、およそ身長分は飛び付くから注意したい。この場合は真上を跳び越せばいい。寝ていて上には飛び上がれないからだ。
この飛び越す時は、勢いで飛び越す。一旦止まってからではなかなかできるものではない。走ってきた勢いでなければできない。その時の股間はなぜか、スッとする。何か縮んだ様な気がする。噴出していた汗もスッと引く。
中仙道を走って時に、橋の上でシマヘビに遭遇した。ヘビは橋の上では逃げ場がない。必死で橋から下へ身を乗り出した。だがそれ以上は落下する。ヘビは最大級の緊張と危機を感じた。そういう時のヘビは、尻尾をブルブル振るわせる。ちょうどガラガラヘビと同じ行動を取る。
おそらくこのシマヘビも、もて遊んでやると、尻尾を振るほど緊張していると思う。こんな写真はなかなか撮れない。貴重な写真だ。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。


コメント