教えたくない焼肉屋
息子が帰ってくると、必ずここへ予約を入れる。予約を入れないと、絶対に座れない。焼肉だと、およそ一時間は待たされる。ここは親友の親戚になる。最初のころは、この友人にくっ付いて行ったものだが、最近は焼肉屋のオヤジさんと気心が知れてきた。
マウンテンバイクの走路にあたり、時々食事以外でも顔を出すことがある。ここのランチタイムは12~14時までであるから、一時過ぎに入るようにしている。12時というと、周りの会社員がドドッと入るから、とても入る気にならない。もし入るならオヤジさんや奥さんと喋りながら食事をしたいからだ。
ここのランチはものすごい量で、先日初めて昼食に入った。カルビ定食を頼んだ。ついでにビールとコップを自分で取ってきて栓を抜く。ここは自分で取りなさいという店で、お客の方が心得ている。
このビールが余分であったと気が付いたのは、食事半ばであった。カルビの量が半端でなく、またご飯の量もしっかり入った、わりご弁当である。息も絶え絶えになって食べた。外に出てマウンテンバイクにまたがると、づつなかった。(づつない=名古屋弁で苦しいという意味で、本来の発音は、「づつにゃ」といいます)
夜は結構込んでいて、四人掛けのテーブルが10個。いつ行っても、満員である。一度友人と予約して、10人ほどで飲んでいた。他にもお客さんがいたが、後から入ってきたお客さんに、「今日はもう終わった」と返してしまう。テーブルは空いているのに。
この店の名前は「P」としか教えられないが、およそ焼肉屋ではない、洋風な名前が付いている。その昔洋食屋をやっていたオヤジさんが、焼肉を始めた。味付けがそこらの店とは格段の差がある。段違い、数段の差である。
また量が多い。一人で一人前を取ると、焼かずにお持ち帰りになる。一度ホルモンを頼み、家内や息子がそれぞれ頼んだ。私は始終ホルモン以外食べることができず、悔しい思いをした。
店の構えは古く、とても始めて入る気になれない。味を覚えるとまた行きたくなる。意外やこういう店は、自分たちだけの秘密の場所なんだろう。それに学校の先生が多い。生徒をドサッと連れてきて、食事会をやlっている。先生は意外やしまり屋さんが多いのか、こういう安くてうまい店を知っている。教育者の四つ星に入っているのかもしれん。
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