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2008年5月13日 (火)

進化論って?

こんな記事が「アサヒ・コム」に出た。

ーーオーストラリアに生息する哺乳(ほにゅう)類のカモノハシは、アヒルのようなくちばしをもち、卵を産むが、体は毛で覆われ、母乳で子どもを育てる。この「世界で最も奇妙な哺乳類」のゲノム(全遺伝情報)を英米豪や日本の理化学研究所の研究員らでつくる国際チームが調べたところ、遺伝子も哺乳類、爬虫(はちゅう)類、鳥類の「パッチワーク」のようになっていたことがわかった。8日付の英科学誌ネイチャー(電子版)に発表した。

約100人の研究チームが、カモノハシのメスの約1万8500個の遺伝子を調べたところ、オスのつめにある毒はヘビなどの爬虫類と同じたんぱく質だった▽性の決定にかかわる遺伝子は鳥類に似ている▽哺乳類の特徴である母乳をつくる遺伝子がある、といった特徴があった。研究チームの欧州生命情報学研究所のユアン・バーニー氏は「カモノハシは見た目と同じく、遺伝子も奇妙に混ざっていた」とコメントしている。

 進化の過程で、哺乳類が鳥類、爬虫類と共通の祖先から分かれたのは3億1500万年ほど前。カモノハシは約1億7千万年前にヒトと共通の祖先から分かれたが、鳥類、爬虫類の特徴を持ち続けたと考えられる。英オックスフォード大のクリス・ポンティング氏は「カモノハシのゲノムは、ヒトなどの哺乳類がどのように誕生したのかを探るうえでのミッシング・リンク(鎖の環(わ)の欠けている部分)だ」と指摘している。(香取啓介) ーー

ここで進化とは、いつも思うことなんだけれど、何億年経てば生態系や環境などから、適応する種類が出来上がるような表現が多い。

ワシは専門家じゃないが、「独りしゃべり」家の家訓として、「未来は絶対に空へ飛び立つ」と、延々と一億年ほど思い込んだとしたら、はたして羽根が生え、ジャンプ力がつくだろうか。人類は空を飛ぶことを夢に、飛行機を作ったし宇宙へ飛び立っている。こんな思い込みがいずれ、今までの理論からすると、羽根の生えた種族が出てこないとも限らない。

ワシの意見は、そうなったものが偶然に残った。適応した種族がタマタマ残ったと思っている。

先日テレビ番組で、「進化論」をやっていた。その中の説明で、「そうなりたくてなったのではなくて、そうなったものが、生き残った」この説明をしていたのが茂木健一郎氏である。私はやっと納得したねェ。こういうのを「適者生存」というのだそうだ。空気を読むKYの種族がいいようだ。

オリンピックで優秀な選手が、優れた生存者になる可能性はある。鳥でも特殊な色を出す場合は、掛け合わせを繰り返す。犬でも今の種類の多さは、掛け合わせを繰り返して、特殊な才能を持った種族が作られる。

この先、地球環境の変化で、生き延びられる種族が限定されてくる可能性もある。水位が上がって温暖化が加速すると、今の水泳の北島選手の末裔が、指に水かきがあり、手の平や足が異常に平べったい種族となり、地球を支配する。そうなると、スキーやスケートの種族は、衰退していく。

オレは鈍足ランナーだ。オレの種族が生き延びられる可能性は、水が上がる勢いに追いつかれ、とうとう水中人間になるんだろうか。今Photo からではもう残された時間は、ワシにはない。

困った。難問を抱えてしまった。カモノハシのように何でも来いの種族ができたのも、鳥で行こうか哺乳類で行こうか、それとも爬虫類でと迷っていた。そんな戸惑いの環境ではなかったか。

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