コンニャクって
深夜ふと、コンニャクが頭に浮かんだ。枕元にメモしておいた。朝起きたら早々に調べ始めた。
コンニャク【蒟蒻/菎蒻】http://secretary.blog.ocn.ne.jp/secret/2005/09/post_910b.html
サトイモ科の多年草。
インドシナ原産。
球茎をコンニャク玉という。
コンニャク芋をおろすか粉砕したものに水を加えて練り、消石灰を加えて固めた食品が我々が普段食べているコンニャク。
コンニャクの黒い粒の正体は?
上記にも書いたようにコンニャク芋を粉状にしてコンニャクは作られますが粉から作る場合、コンニャクの色は白っぽくなる。
しかし、昔は生のコンニャク芋から作っていたのでコンニャク芋の皮が混じっていた。このコンニャク芋の皮がコンニャクに見られる黒い粒の正体ですが、現在は違います。
現在は製法上、コンニャクの皮は混じらないので普通に作ると白っぽいコンニャクになる。
でも、消費者に言わせれば、コンニャクといえば昔ながらの皮の混じったコンニャクのイメージが強いので、白っぽいコンニャクでは、何となく漂白した感じだあり、そのギャップを受け入れられずに売り上げも減少してしまった。
これではマズイということで、コンニャク芋の皮のイメージに近づけるために、ヒジキをはじめとする海藻類を粉末状にして混ぜた。
結果、売り上げの回復と栄養価アップという一石二鳥の効果を得て現在に至る
コンニャクの歴史を探していたら、こんなホームページが出てきた。なかなか奥が深い研究である。http://www.hum.ibaraki.ac.jp/mayanagi/students/01/01komatsu.html
918年ごろ、『本草和名』では蒟蒻の別名は蒻頭で、コニヤクという。
922~931年『和名抄』のは中国の『文選』には蒟蒻が出てくるが、音は「クジャク」。和名は「コニヤク」という。時代が過ぎて行くと「コンニャク」に変化していた。
『医心方』(986年成)[12] 蒻頭は『本草拾遺』につぎのようにある。味は辛、体を冷やし、毒がある。腫物や風毒を治し、腫物に擦りつけると良い。これを搗き砕き、灰汁で煮ると餅状になり、味つけして茹でて食べる。これは体をやや冷やし、糖尿病を治す。しかし、この加工をしない生の蒻頭を食べると喉をひどく刺激し、出血する。蒻頭は江蘇の南部、浙江の北部、四川に産出し、葉は半夏、根は椀のようである。日陰に生育し、雨のしずくが葉の下に滴ると結実する。蒻頭の別名は蒟蒻。斑杖という植物もあり、根と苗が蒻頭に似ている。しかし斑杖は秋になって花をつけ、花から赤い実がまっすぐ伸び出る。その根は化膿したできものにつけると良いが、蒟蒻のようには食べられない。
ことわざにこんなのがある。
- 蒟蒻は胃腸の箒
- 蒟蒻は体の砂払い
- 蒟蒻は体の掃除
これらは、コンニャクを食べると、体の中や睾丸にたまった砂を払ってくれるから、時々コンニャクを食べるとよいという俗信。(これなんかは、コンニャク屋の陰謀か?チョコレート屋のバレンタインというように、売り上げを揚げる手立てか)
あんな処に砂がたまったら。重たくて仕方がない。歩くたびにふらついて仕方がない。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント