蚊柱の中へ突撃した、キャノンデール
木曽川の堤防道路を快調に走っていた。何かが顔にブチブチと当たる。雨ではないが、目を前方に向けると、小さな羽虫の大群が、固まりで見えるが種類は判別しない。
一度停車して、シャツの全面を見ると、小さな羽虫が付いている。ブユ?蚊ではない。3mmぐらいの、羽が透明な小さな虫の大群である。
鳥打帽のヒサシを前面に目深くかぶる。そうすると前が見にくい。ヒサシを上げると、メガネの隙間から、虫が入ってくる。口を開けると、遠慮容赦なく飛び込んでくる。鼻で息をすると、鼻がムズムズしてくる。往生するなァ。
木曽川の流れの中には、小さな水溜りがたくさんできる。今どきは水位も下がっているから、ここに住んでいる何者かが、羽化を始めたのだろうか。そういえば、ここはユスリカが異常発生するところだ。車のライトに照らされた橋一面にユスリカが飛んでいる写真は、ニュースや新聞で何度も見ている。
川を見ながらの生活もいいが、こういう自然の攻撃は、どこに文句をいても仕方がないからなァ。
町の中でボウフラを退治するというので、カダヤシを放流している。こいつを木曽川に水溜りに放流するというのはどうか。ところがふと思い出した。こいつは確か外来種だと思ったが。
ウィキぺデアの説明では、日本に分布するカダヤシは1916年に台湾経由で持ちこまれ、1970年代に急速に分布を広げた。2000年頃には福島県以南の各地で分布が確認されている。
繁殖力と成長の早さがあるうえ、自種を含む淡水魚の卵や稚魚を多く捕食するので、日本における近年のメダカ減少の原因の一つにも挙げられている。いつの間にやら水域のメダカがカダヤシに置き換わっていたということもあるが、一般にはカダヤシという種の存在さえあまり知られておらず、置き換わっていると気づかれないことが多い。
日本以外でも在来の小型淡水魚がカダヤシに駆逐され、絶滅が危惧されるほどに減少する事態が発生している。2006年2月には外来生物法施行令により、特定外来生物として指定された。これにより日本国内での、特定外来生物としての輸入、販売、頒布、譲渡、飼養が制限を受け、放つことが禁止され、最高三年の懲役、または三百万円の罰金刑の対象となっている。
またカダヤシは、国際自然保護連合(IUCN)が選定した「世界の外来侵入種ワースト100」および日本生態学会が選定した「日本の侵略的外来種ワースト100」に入っている。
やっぱし。ならツバメを多量にここに来て頂くのはどうか。ここならツ バメが絶対に喜びそうな堤防だ。そう思ってツバメを探すのだが、意外やツバメの姿は見えない。もしかして、この虫を食べすぎて、メタボツバメになって、動きが悪くなっているのか。それとも味が悪いのかもしれない。
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