「べらぼう」ってどんな棒?
「べらぼう」とは、「箆棒」と書くと電子辞書に出てきた。「箆」は「髪の毛を分けるのに用いるもの。くし。細かい歯のくし」とある。
何でこれがべらぼうになるのか。これは単なる当て字か。意味は「ばかもの。そんなべらぼうな話があるものか、という使い方をする」
へっ、広辞苑に出ているがや。「便乱坊・可坊」とも書く。「江戸時代寛文(1661~1673)ごろ、見世物に出た、全身黒く頭がとがり目が赤く、丸く、あごが猿のような奇人の名、「便乱坊(べらぼう)」「可坊(べくぼう)」からでた言葉という。
むかし子供ころ見世物が神社の前に出たことがある。ヘビ喰い女、人間ポンプといってなんでも飲み込んで吐き出す。電球なんか飲み込んで腹の中で灯火をつけてみせた。
下半身のない花ちゃんが編み物をする。編み物をする花ちゃんの足元の箱を覗くと、下半身が何も見えない。仰天したものだ。これを学校の先生に聞くと、鏡を使っているという。仕掛けは右である。
そんな「べらぼうな」と叫んだものだ。昔は河童でも鬼の頭蓋骨でも細工して見世物にした。いまこれらの遺物を医療機器を使って分析すると、すぐにばれる。多分この「便乱坊」も細工物だろうなァ、でも言葉だけが現代に残った。郡上の近くに和良村がある。ここの寺では、鬼の頭蓋骨を見せている。
もし今のロボットなんかを江戸時代にタイムスリップさせると、そんな「ロボット」なという言葉ができたかも、という馬鹿なことを雨を見ながら考えていた。単にカタカナでなく、当て字で「呂坊吐」などと変えると面白いか。(なんにもすることがない、ひまな雨の日)
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