カワセミのいる大江川
ノルデックポールを持って大江川の周りを歩く。ここは桜並木があり、いい木陰ができているからだ。
貴船小学校の近くまで来たら、なんとカワセミがいるではないか。これ以上近づくと逃げられそうだが、バカチョンデジカメでは、ナカナカ大きく写されない。一応光学ズーム3倍機能が付いている。
目一杯ズームしても、点にしか写らない。これをパソコンで引き伸ば してやると、これ以上はピンボケになる。川の中にわずかなせせらぎがある。ここに集まる小魚を狙っているようだ。何度もダイブしてこの橋げたに戻ってくる。私は木の影からこれを狙った。
写真を撮り終えてからここを離れて下流へ行った。コンクリート三面張りの味気ない川は、強烈な太陽の光で、暑苦しい熱気が跳ね返ってくる。
なんとこの熱いコンクリートの上に、1,5mほどのアオダショウがはっているではないか。このコンクリートではどこからはい上がるのだろう。しばらく
観察しているが、ヘビが私に気が付いたか、動きを止めてしまった。少し姿を隠してから、また位置を変えてのぞくが、まだ動かない。仕方がないので、反対岸へ回った。
イカンどこに行っても動かない。このコンクリートのどこからはい上がれるのだろう、気になって仕方がない。ヘビも住み難にくくなったと、のた打ち回るほど悔しいだろうなァ。帰りにもう一度ここを通ったら、もうどこに行ったかヘビはいなかった。
これねェ、みんな生き物と共生しようとしない人間や行政が悪いのよ。森林を伐採してくれるから、食べ物がなくなり、クマやシカだって町へ下りてくる。
自然界の仕返しが、温暖化であり、気象の変化であり、竜巻もサイクロンも地震も、人間にはどうしょうもないスケールで襲い掛かってくる。もっと昔の自然な姿に戻すことをしないと、取り返しが付かなくなる。
この大江川の河川工事は一番やってはいけない工事 だ。この7km北にある、川島の河川環境公園では、河川の護岸を一番浄化しやすい研究をしている。この規模は世界レベルだという。左右の写真を見比べてごらん、こんな近くでこれほど違う。右の写真の護岸を見てご覧、みんな違うでしょ。どの護岸が環境にいいかを研究している。これを参考にしなきゃ意味がない。
流れをよくするために三面張りにしたのに、川底にはもう泥がたまり、草が生えかけている。以前はね、川藻が生えていたのを、水位が上がるといって、夏に草刈をしていた。いずれ泥が堆積して、草が生えリャ、何のためにコンクリートで固めたか分かりゃしない。ツルツルの川底で、コイが泳いでいるが、川藻が生えていないのである。どこで産卵するんだろう。恋(鯉)ができなと悩んでいるかも。
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コメント
名古屋の本屋さんを調べていたら偶然こちらのブログに辿り着きました。毎週車の仕事で一宮近郊に来ていますが、今回この記事を見て勉強になりました。必要以上な護岸工事に反対です。現在何処の河川でも無意味な工事を行なってますが愚かな事ですね。これからもブログ楽しく拝見させてもらいます。
投稿: みずはし | 2008年6月 4日 (水) 03時16分