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2008年6月15日 (日)

物忘れ

中日春秋にこんな記事だでた。 

電話番号が思い出せない。人の名前が、どうしても出てこない。齢(よわい)を重ねるほどに、こういう経験は増えてくる

▼「やれやれ、年をとると脳の方も…」と考えがちだが、さほど悲観することもないようだ。最近の研究で高齢者の脳の方が若者の脳より「賢い」ことが分かってきたと米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が伝えている

▼記事によると、高齢になると注意力散漫になる分、名前のような一つの事実を覚えておくことは苦手になるが、逆に、より幅広い情報を頭に入れておけるようになる

▼たとえば、わざと「場違いな言葉」を潜ませた文章を読む実験では、若者は、それを無視して読むため速度では高齢者に勝る。だが、後で「場違いな言葉」に関する問題を出されると、正答率は高齢者にかなわない

▼ただ読む時につまずいているのではなく、高齢者の脳は、「場違いな言葉」という余分な情報でも吸収、整理してしまう。これが、全体状況の把握や現象の背後を読む時に威力を発揮する。つまり、現実社会で必要な「賢さ」で“若い脳”に勝るというわけだ。

▼運動能力の方はそうもいかず、高齢ドライバーの操作ミスによる交通事故が目立つという。七十五歳以上の人は、きょうから「もみじマーク」の表示も義務付けられる。“危ない車”のレッテルでなく、敬意を払うべき“賢者の車”の印だと思いたい。

一度に二つのことをやろうとすると、片方を忘れる。何かをしようとしてそこへ行く。そこへ行くと他のことが気になった。その瞬間に、もう最初のことを忘れている。メモを書いておくんだが、そのメモをどこにやったか忘れている。またメモをしたことすら忘れている。話したことを忘れて、何度も同じ話をしてしまう。だから「最近この話をしたかねェ」と、確認してから話すようになってしまった。

もう瞬間健忘症というんだろうか、始末が悪い。新聞でいうような『高齢者の脳は、「場違いな言葉」という余分な情報でも吸収、整理してしまう。これが、全体状況の把握や現象の背後を読む時に威力を発揮する。つまり、現実社会で必要な「賢さ」で“若い脳”に勝るというわけだ』であれるだろうか、自分ながらこの先が心配だ。

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