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2008年6月24日 (火)

飛騨牛なんて、一色のウナギなんて食べたことない

あんまり中国を笑えんようになってきたぞ~っ。

ワシはねェ、自慢じゃないが、もともと安い肉しか食べたことない。焼肉屋でも、安くて量が多くて味付けがいい店しか行かない。ステーキ、しばらく顔見ていないなァ。どんな姿形しているんだろう。整形ステーキというか、型にはめた同じ重量姿形のものが、わが家の唯一の豪華外食だ。

金持ちがさァ、ウチは飛騨牛しか食べないのよ、オホホホ、なんて言っていたのが、何ということかクズ肉期限切れを、オホホホと言いながら食べてござった。

わが家は「吉兆で食事したザ~マスのよ」オホホ、と使いまわしの刺身食べてさァ。

ウナギも、ウナギ専門有名店で、ヒツマブシなんかどんな形か知らない。先日郡上で、高い橋から吉田川に飛び込む思いで、橋の近くのうなぎ屋に入った。うな重を頼んだ。よく見るとウナギが二重構造になっている。ご飯+ウナギ+ご飯+ウナギ=重なって入っているから「うな重」であることを、初めて知った。ワシは重箱に入っているからと思い込んでいた。

これほどステーキとかウナギなどの食品から、縁遠い。

郡上は、ここを流れる吉田川で獲れたウナギを使っているというフレコミだ。天然物のウナギは、「胸が黄色い=むなぎ」からウナギになったという。でも焼いてしまっているから、その判別はしがたい。ここで獲ったというフレコミが、最近信用できなくなった。

浜名湖はウナギで有名だが、実は愛知県の一色町産のものが浜名湖産として売られる。浜名湖と言うだけで、一段と格が上がり、高値で取引される。

ついでに横道のそれるが、ウナギの裁き方や料理で、関東風と関西風があることはご存知の方が多いと思う。その境界線はどこかを、諸君は知らない。(エッヘン!)

  • 関東は、武士のハラキリと同じ方法を嫌って背開きとして、頭と尾を落として皮の方から焼きを入れてから蒸す。腹切っても首落とすか?なにか武士の風上のにも置けないような気がするが。(ワシね、昨年、頚椎と脊椎の手術を、関東風でやったの)
  • 関西は、腹を割って話すということから、腹からさばいて頭をつけたまま、身のほうから焼く。
  • 浜名湖湖西は関西風で、湖東は関東風である。
  • ところが浜名湖の真ん中にある館山寺は、この両方を取り入れている。関西風で裁いて関東風で料理する。またこの反対もある。

ここがウナギ料理の分岐点である。産地では今回初めて知ったのは、一色は日本産と台湾産の分岐点と分かった。

宇治茶でもそうだ、宇治の銘柄をつけると価格が上がるという。岐阜の揖斐川郡の茶畑は宇治茶の生産地である。今は揖斐茶とし堂々と売っているが、ブランドとしての宇治茶に対抗するには、まだマイナーだ。味がいいなら安い揖斐茶方がいいぞ。

浅草ノリは、浅草近辺ではもう採れているんだろうか。知多でも生産されているから、昔から浅草海苔に化けていたという話だ。

下関のフグ。消費者がそういうブランドを求めるが、実際に食べているのだけれど、どれだけの人が判別できるだろうか。ここ知多のフグの漁獲量は、山口の次に多い。これが知らないうちに下関経由になっている。

米でも「コシヒカリ」が米屋の店頭で、どこまで混ぜ混ぜされてるか、分かったのもでない。生産以上に消費されている。

酒でもそうだ。大手の酒造メーカーは、小さな名も無き酒造メーカーの酒を、タンクローリーで買い付けていき、それを混ぜ混ぜして、一流商品名をつけて売り出す。

マァ、どっちにしてもわが家計には影響の少ないものばかり。デモ、食品の管理をもっとシッカリしなきゃいかんぞ。曲がったキュウリを嫌う消費者を、こういう業者が食い物にするんだから。(アンタッ)

今回の養老の「丸明」は倒産するだろうなァ。あんな社長の態度では、社内外の反感を持たれて、そっぽを向かれる。吉兆と同じ運命をたどるだろう。そうでなきゃ、消費者が馬鹿を見る。オレはなんら消費の対象にもなっとらんが。(嘘でもいいが、飛騨牛を食べたかったがやァ。いやちょと待てよ、今だからこそ、飛騨に直接行って、ステーキを食べるという方法があるがやァ)

こういうやつらを、ミンチにしてやりたい。こう思うのは、いつもまじめに生産してきた人たちだろうなァ。食べたことないワシでも、そう思うから。

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