真清田神社の吐水龍は、どこの川の伏流水か
先日「新型インフルエンザに対して、企業が対策を始めた」のブログにこんなコメントが入った。
・・・真清田神社の吐水龍は、木曽川の伏流水ではなく、長良川・・・
という指摘を受けた。これは初耳だ。古代からここには木曽川の流れが、犬山からこの濃尾平野に4つに枝に分かれて流れ込んでいた。そのうち3の枝が、この一宮に流れ込んでいた。(濃尾平野の歴史・原始古代・小池昭著より)
一度真清田神社さんへ確認に行ってこよう。ブログの読者さんを疑うわけではないが、気になると落ち着かないからだ。こんなホームページがでてきた。ここにも長良川と書いてある。相手は神道の本家國學院である。
http://21coe.kokugakuin.ac.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=103
しつこい私は、真清田神社に出掛けた。巫女さんを捕まえて、「この吐水龍は、木曽川か長良川なのか、どこの伏流水か」という質問をぶつけたら、よく知っている神官がでてきた。
吐水龍とは別に、「神水舎」が少し北にある。この井戸を掘ったのは、30年ほど前になる。約100m弱掘ったところで、吐水龍と同じ水脈にあたった。業者に水質検査を依頼したら、長良川であるということが分かったという。
明治天皇がこの地を訪れたとき、この吐水龍の水でお茶をたてたという。昔から、お茶には長良川の水が合うといわれていたらしい。茶人がよくここの水を汲みに来るという。そこからも、長良川の伏流水というのも納得できると、神官はいう。これ以上追求のしようがない。まさか潜ってみることもできまいし。
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