カラスが集団疎開した?
16日午後6時ごろ、向かいの病院の屋上にカラスが群れをなしている。それが一斉に真清田神社のほうへ移動を始めた。
そこで、外へ出ると、大通りの電線にカラスが群がり始めた。白いウインドブレーカーを着る。作り置いた紙鉄砲二丁をポケットに忍ばす。これで電線の下でパコ~ンと鳴らすのだ。(ウフフ)
ところが私の白いウインドブレーカーに反応してか、ザワザワと動く。これはカラスは頭がいい証拠だ。人の顔やら姿を覚えている。
最近はからすと人の生活時間が同じ時間帯になった。夕方暗くなるのが早くなり、早朝はカラスの出勤する時間に動き始める。早朝はラジオ体操に出かける。カラスは出勤する直前に当たる。そこでカラスの真下に行き、紙鉄砲をパコ~ンと鳴らす。慌てたカラスが上空真っ黒になる。隣の通勤している人が飛び上がって驚く。
この中のカラス誰かが私を知っているのだろう。鳥というのは人の顔を知っている。手乗りインコでも来客がたくさんいても、その中の私にキチンと止まる。
ハトでも朝エサをくれる人が来ると、上空でバタバタするからすぐに分かる。顔が見えなくても、あの人が公園に来るとすぐに分かる。
カラスでも毎日脅されると、逃げ出す。その内に襲撃を受けるかもしれない。
カラスを退治する猟がある。カラスの天敵はフクロウだ。夜のカラスをフクロウが襲う。それを知っているカラスは、昼のフクロウを襲う。これを利用した猟だ。
フクロウのデコイ(木の置物)のそばで、カラスが襲われている鳴き声をテープで流す。そうするとカラスが狂ったようにデコイのフクロウを襲う。長野の上田で、その昔カラスに網をかける猟があった。今は絶えたそうだが。
アメリカでは、クローシューティングという猟がある。同じ方法で銃で撃ち落す。カラスは殺されると余計に狂ったようにフクロウに襲いかかるという。
カラスの肉は決して悪くはないという。秋田の衆潟郡では、以前害鳥駆除で捕獲したカラスを何とかならないかと思案した。それが食べることだった。それを料理して黙ってみんなに食べさせたら、なかなかいけるという。そこで町興しをやろうということになった。それを知ったマスコミが「衆潟郡はカラスを食べるまで落ちぶれたか」と書きたてた。おかげで、この企画が駄目になってしまった。
カラス憎ければ、肉まで憎い。日頃の行ないが悪いからだ。
11月17日、昼ごろ生ゴミ回収、中潮、大安、今季初の寒気が接近中、少し小雨が降ってきた夜7時ごろ。あたりにカラスの鳴き声がない。ウン?どうも変だ。真清田神社の外周をぐるっと歩いたが、カラスが一匹もいない。神社の森にもカラスが一匹もいない。カラスには大安は大凶か?潮が悪いのか。なにが原因しているにだろう。私の脅しが効いたのか。
ヒャ~ッ、東南海地震が来るかしゃん?
それとも、全烏共闘中部一宮烏区の「独りしゃべり襲撃計画」でも練っているんではないかしゃん。
こんな♪を歌って。♯カラスなぜ鳴くの♭カラスの勝手でしょ~っ♪
どうした?ワシはカラスを脅す趣味がなくなる。どうしてくれる?いないいない、ないな、いない~っ!
明日からカラスを捜しに、夜の町を徘徊することになりそうだ。烏、ウ、う、烏~っ、(涙)。寂しいよ~っ。
翌日、午後7時、紙鉄砲オジさんは真清田神社にコソッと入り込んだ。あたりは真っ暗である。ベンチにはアベックが?高校生だがやァ。なんていう時間のコソコソと。
木の陰で紙鉄砲をドカンと二丁鳴らしてやったら、女の子がキャって驚いていた。だがカラスがゾワッと飛び立つ羽音がした。鳴き声はしなかったが、いたんだ。密かに、静かに、潜んでいたのだ。
もう一箇所別のアベックのそばで、パコン、パコンと鳴らしてやった。ウフッ、烏もアベックも迷惑な顔している。
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