今年は豪雪か?カマキリ予報士
カマキリ(蟷螂・鎌切・螳螂)が高いところに巣をかけると、豪雪になるという。雪の下に巣が入るのを嫌ったのだろうか。カイズカイブキの木の上に巣が掛かっていた。4mほど上だ。しかもここは愛知県の尾張だ。
チョウセンカマキリ コカマキリ
新潟に「カマキリの卵のうを使った積雪予測の研究、成果で博士号を取得」された方がおられた。見つけたブログにはこうある。
カマキリが「木の高いところに産卵すると大雪」が降る。それも最深積雪を予測している。『カマキリは大雪を知っていた』酒井興喜夫著・農山漁村文化協会
カマキリは、地球の内部から聞こえてくる鼓動を「巣を作る樹木」を通して読み取り、今年作る巣の位置を決めているそうだ。ある意味では、植物の教えてくれる情報を、カマキリ自らの種の保存のためにうまく利用して生きのびようとしているらしい。
ついでにカマキリの複眼は動く物体にしか反応しない。交尾するときオスは後ろから慎重に近づき、素早くメスの背中に飛び乗り、自分の鎌で相手をはがいじめにしてから交尾するという。
終わるとチャッチャと消える。見つかると、動くものは皆エサにされる
から、メスに食べられてしまうという。メスも相手が誰だかまったく分からず、子を宿すことになる。獲物を狙うときのポーズから、「祈祷者」とか「おがみ虫」、「神」などと呼ばれてきたと知った。まだある、「カマギッチョウ」「鎌虫」「蠅取虫」「疣(いぼ)虫」「疣むしり」「疣つり虫」「とうろう」ということも知った。
今年、わが家の庭のクモの巣が、ずいぶん低い位置にかかっていたので、今年は台風が多いのかと予想したら、反対にまったく上陸しなかった。高い位置だと風の抵抗があるからと予想したんだが、クモに裏切られた。
カマキリの予想は当たるだろうか、なんていったって博士の裏付けがあるからな。
毎年取ったカマキリの巣を、虫かごに大事に取っておいて、春に孵化したら庭に放流するのじゃ。数百匹という細かいカマキリがウジャウジャ出てくる。そいつらが、庭中の木に縄張りを持つ。害虫駆除にいい。農薬は使わなくてもいい。
こんなホームページを見つけた。カマキリ博士と真っ向から反対する研究結果である。博士号の危機である。http://blog.livedoor.jp/tknmst/archives/51742444.html
さて今年はどちらに軍配が上がるか。
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