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2008年11月26日 (水)

2008年、名古屋シティーマラソン10kmの5km地点給水担当の、ずぶ濡れ記

今年も、この大会の10kmコースの5km地点の給水を仰せつかった。御器所で準備をして、とりあえずハーフマラソンを観戦する。そうすると給水地点と勘違いして、手を出す人がいる。こんなところでもう水を欲しがっていては、ゴールできないぞ。

そこでランナーに「この水を飲んだらゴールできないよ」と言ってやった。ハーフ走るのに5kmぐらいで給水するな!

ハーフが切れると、準備を始める。最初の内は手渡しでやっているが、段々とランナーが増えてくると、もうそれどころでなくなる。ここを通過する10kmのランナーは6000人である。もうバッタの襲来である。トップ集団はほとんど給水はしないが、遅いほど給水を欲しがる。この気持ちよう分かるヮ。このトップ集団が通過すると、ドンドンドン増えて、わずか15分で、関門ギリギリのランナーたどり着く。この間全体で20分で過ぎて行く。もうヤカンとコップしか目に入らない。

給水担当の消防士が、ランナーの捨てた紙コップが、まともの足に掛かる。いつも水をかけているのに、今日は水をかけられていると笑ってやった。

給水担当はシューズは濡れ鼠。ズクズク、ベタベタ、グジュグジュなのだ。

アッという間に片付けをして、会場の戻ると、ちょうど救急車と消防車が同時に走りこんできた。同行していた消防士に聞くと、こういう場合は、人命救助だという。(下記は消防署のホームページから)

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消防車(ポンプのP)と救急車(アンビュランスのA)とが連携して救急活動を行う「PA連携」を実施しています。
 救急車を要請されたとき、傷病者の搬送が困難と思われるときや救急車の到着が遅れると判断されるときなど、近くの消防車を同時に出動させ救命率の向上を図っております。
 このことから、火災以外でも消防車がサイレンを鳴らして出動することがありますので、ご理解とご協力をお願いします。

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なるほど、教えられた。消防車が鐘を鳴らして走る場合は火事で、鳴らさない時は人命救助であることも知った。今回は幸い命には別条がなくてよかった。最近はAED(自動体外式除細動器=電気ショック)が大量に用意されている。今年はAEDが29台と75人のスタッフ、救急車が4台、4人の医師と4人の看護師が配置付いて万全の体制を敷いていた。

この大会で死亡者が出たのは、平成14年である。この時はすぐ後ろをたまたま医者が走っていたので、すぐに診察すると、即死だったという。この時以来、AEDをこの大会に購入した。6機100万以上掛かったと聞いた。

命がけで走らないようにしてね。ゆるゆる楽しんで走ってちょ。

次は1月12日のいちのみやタワーパークマラソンで、仮装の審判で遊んでいるからね。楽しいよ。

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