キジバトが、やっと卵からかえった
キジバト(ヤマバト)の朝の交代時間は、午前8時ごろだった。夜はオスで昼はメスというが、いっこうにオスメスの判断が付かない。
家のいる手乗りインコが、チュリッ、チュリッ、ジュリジュリジュリと鳴くときは、自分と同等か小さな、スズメ、メジロ、ホホジロが来たときだ。比較的やさしい鳴き声だ。時には鈴を鳴らしたような、チリチリチリと鳴く。鈴のような鳴き声は、インコの巣箱にいくつもの鈴をぶら下げてあるから、いつの間にかこの音を真似るようになったのだ。
自分より大きな鳥かネコやイヌが来たときだ、ギャッギャッギャッと威嚇するうな警戒する鳴き声を出す。
生まれてすぐに私の家に来たのに、誰から教えられることなくこういうしぐさを憶える。
食事を済ませて、のんびりとテレビを見ていると、突然インコが警戒音を出した。多分キジバトが来たんだろうと覗いて見ると、ちょうど親鳥の7時半の交代時間だとみえる。

大方決まった時間に交代に来る。この時ジッと見ていると、何ともう子が孵っているではないか。親鳥に盛んにエサを求める姿は、どの鳥でも同じだ。飲み込んだえさを吐き出して、口移しでやっている。
さっそくカメラを取り出したが。デジカメで三倍機能しか付いていない
ので、どこまで写るだろう。しかも青空に向けているから、逆光になるんではないかなァ。巣の中でまだ生え揃っていない羽根をバタバタさせている。
いままで長いこと巣を掛けているが、一度として子が孵ったことはない。キジバトのいい加減な性格が、そのまま子育てにも影響しているのだろうか。
巣の掛け方なんだが、大きな枝分かれしているところに小枝を掛け て、下から見ると隙間だらけの巣である。ある時この巣から卵が落ちて、割れていたことがある。
巣を掛けるところも、街路樹の植木の中。しかも人の足元のようなところでも巣を掛ける。ネコでも見付けられそうな場所でも掛けている。
普通のハトは、神社なんかにたむろしているドバトという。これはいつも集団で移動しているが、それは移動するときだけだ。普段はつがいで、とても仲がいい。車の跳ねられたハトのそばからつがいが、離れようとしない光景を見たことがある。
その点キジバトは、集団行動をせずに、つがいで行動している。
飛び方も普通のハトは、パタパタパタと羽ばたくが、キジバトはパタッパタッパタッと一直線に飛ぶ。繁殖期になると大きく羽ばたいて上昇してから、つばさを水平に開いて滑空して下りる特殊な飛び方をする。
ドバトの繁殖は、口バシを付け合い、お辞儀を繰り返す。ツルの繁殖期に見られるあの形と同じである。これをするとすぐさま、交尾に入る。
インコも親愛の情を示す時は、頭を上下に盛んに振る。
コスズメが、親にエサをねだる時は、羽根を半開きにしてブルブル震わせて、大きく口を開けて親鳥の前に立ちはだかる。
鳥それぞれにいろんな表情をみせてくれる。
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