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2009年1月17日 (土)

ミイラの語源

昨日テレビでインカのミイラをやっていた。村の辻に、当たりまえにミイラが安置してある。それに向かって手を合わせて、願い事を言っていた。それは日本のお地蔵さんのようである。

そこで少し気になったので調べてみた。

ミイラ「木乃伊」

英語でミイラを指す「mummy」という言葉は元を辿れば、アラビア語で瀝青(ビチューメン/天然アスファルト)を意味する「mumiya」から来ており、それがラテン語では「mumia」、フランス語で「momie」オランダ語で「mummie」などの変化を経て英語では乾燥死体のことを「mummy」と呼ぶようになりました。
瀝青は後期のミイラ作りの際に遺体の防腐処理用にミイラの表面に塗られていました。

漢字表記の「木乃伊」は元は中国語で、「mu nai yi」と読みます。オランダ語の「mummie」の音訳です。

次に日本独自の「ミイラ/みいら」という言葉はラテン語「myrrh」が語源と言われています。
「myrrh」とは「ミルラ/没薬(もつやく)」の事で瀝青以前にミイラを制作する際に防腐処理のために使用されていました。
日本に元禄時代以降に将軍家や大名の間で「ミルラ」と呼ばれた粉末は精力剤として約200年に渡って重宝され、オランダや東インド会社は幕府からの注文を受け、ミイラを調達し、売っていました。

延宝期においては一般庶民の間でもブームが起き、「みいら」と呼ばれる薬が飲まれるようになったがこれはエジプトのミイラの粉末と関係なく、生薬を松脂で練っただけの偽ものだった。

その後、蘭学が発達し、「ミルラ」が「乾燥遺体」の粉末である事が判明するに従い、薬を意味した「ミルラ」「みいら」という言葉が「乾燥遺体」そのものを指す言葉へと変わっていき、さらには「木乃伊」という

漢字の読み方も「みいら」となったと考えられています。http://crepundia.seesaa.net/article/96101439.html

粉にして飲んでいた?おどろいたなァ。

この近くでミイラが見られるのは、岐阜県本巣市の山の中にある横蔵寺である。舎利堂には妙心法師のミイラが安置されている。参観もできるから、見るとなんと小さなミイラなんだ。坐禅姿なのだが、高さ30Cmあるだろうかというほど小さい。

法師は谷汲村の生まれ。文化7年に母親と死別、孤児となると、永代供養を横蔵寺に願いいれて旅に出た。

信濃の善行寺万善堂で授戒を受けて僧になり、妙心と名乗った。それ以後そば粉だけしか口にしなかった。

文化14年(1817)3月、甲斐の御正体山に庵を造って断食、仏名を唱えながら31日でその本懐をとげた。37歳だった。何の加工もせず、天然自然に化身したもので、なぞとされている。

ついでだが、この駐車場の近くのラーメン屋では、季節外れのツクシが乗っていた。何でも春採ったものを乾燥させ、それを戻して乗せているという。これが素朴でうまかった。ツクシのミイララーメン?

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